昨日 2000年02月07日 明日

今朝は、雪でした。アパートのそばの交差点から聞こえてくる音は、びちゃびちゃと水をはねる音だったのに、外に出てみたら雪だったんです。僕は、この中途半端な東北の冬が、嫌いです。冬なら冬で、すっかり雪になればいいのに、雪はみぞれだし、雨も降るし...とても寂しくわびしい感じなのです。仙台での学生時代、北海道人会で飲みながら、仙台の冬は貧乏ったらしいといいながら、みんなで頷きあったことがあります。

考えてみると、少年の頃の僕は、四季の中で一番冬が好きでした。何もかも白と蒼に支配され、音も吸い取られてしまう雪の夜が大好きでした。だから、旭町の頃、真夜中に雪かきを好んでしていました。ダンプよりも、スコップが好きでした。あれは、なぜだったんでしょうね。

少年の頃の僕は、四季の中で一番春が嫌いでした。傘をささなくてはならないのが、めんどうくさかったし、だいいち汚かったんです。それまで雪に隠れていたあれこれ...生ゴミや犬のふん...が、いっぱい出てきて、なんだかうんざりした気持ちになったものです。教科書にある春は、暖かな歓迎すべきものでしたが、僕にとってその感覚は、こちらでバイクを乗るようになって、やっと分かりかけているという程度のものです。

学校で子どもたちに、夕張の冬の話をすると、みんな羨ましがります。今も夕張で暮らしている父さん母さんにしてみれば東北の雪のない冬のほうが、羨ましく感じられるかもしれませんがね。

さて、今日の写真は、住初での写真です。黄色い耳つきの長靴が懐かしいです。今にして思うと、結構危ないところで遊んでいたもんですね。そういえば、煙突掃除屋さんが、いましたっけ。今は、もういないのでしょうか。

では、また明日。息子より

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