今日は、PTAの会議で、夜遅くまで学校にいました。やれやれ終わった...と、バイクを走らせた僕でしたが、ふと思い、途中の田んぼ道でバイクを止めました。エンジンも切り、ライトも消しました。すると、いました! 嬉しかった! 蛍です。aikoを聴きながらバイクに乗っていた僕は、なんていい取り合わせだ!と思いました。
今年初の蛍は、やたら推進力のある奴でした。ぐいぐいと前進し、僕のバイクグローブをすり抜け、若々しさをアピールしていました。aikoを切ると、蛙たちが、俺たちもいるんだぞ!と耳に入ってきました。ぱっと聴くだけで4種類はいました。もう田植え前の恋愛蛙たちの声ではなく、この春におたまじゃくしだった少年少女蛙たちの声です。あたしなんか、ショウジョウバエを卒業して、ガガンボだって食べれるようになったのよ!なんて言ってそうです。生きることに一所懸命で、生きることが楽しくって... って感じです。
少年だった頃の僕は、自己嫌悪に陥りやすく、人間嫌いな地味で、陰気や奴でした。地味で陰気な僕は、よく旭町の家の裏で、カメムシやゴミムシの美しさに感動しながら、虫を観察し、どこかで自分自身を癒そうとしていました。今の僕も、ひょっとしていたら似ているかもしれません。どうもここのところ、森や沢で出会う生き物たち・植物たちに、頼りがちです。ちょっと人間が嫌いになりかけているかもしれません。よくないなぁ...。
そんなわけで、今日の一枚は、蛍。今年の初蛍でした。