2000年08月31日

今日は、科学巡回指導という、県の教育研修センターでやっている理科学習の出前の日でした。実は、僕はこれが初めてで、どんなことやるのかなぁって、ぼんやりとしか考えていませんでした。子どもたちには、「スペシャル理科のラッキーデーなんだよ」なんていいながら、実のところ、よく分からないでいたんです。

朝、全校集まって、気球の実験や、ロケットの実験などを見ました。いゃあ、やっぱ、実物です! 伝聞じゃあだめ!って感じですなぁ。「実験してみると、こうなるらしいよ」なんて省略しちゃあだめですな。何事も、バーチャルや伝聞ではなく、リアルに体験ですよ! まぁ実際は、実験の準備をする時間がないというのが、学校現場の実状ですけれどね。

上の写真は、気球の実験を見ているところですが、その後、理科室などで、火やドライアイスを使った実験をしたり、スライムを作ったり、紙飛行機を飛ばしたり、振り回して音を出す楽器(理科の先生は、ナウシカのことを話していましたが、僕はエクソシスト2を思い出しました。あっ、久しぶりに見たいな)を作ったりしました。いゃあ、盛りだくさんの1日だった。満足です。

いつも子どもにも仕事仲間にも言っているのですが、記録に残るようなことは結構どうでもいいんです。文字になること、録音できることなど...は。むしろ、触った感覚(ねばねば、ちくちく...)とか、匂い(○○に似てる匂い...)とか、重さとか、しんどさとか...そんなものを大事にしたいなぁと、つくづく感じています。そのへんをうまいこと提供するのが、小学校で身銭を稼ぐ僕の仕事かな? そんなふうに思っていますよ。