今朝は、起きてすぐに、釣り。学校近くのポイント探しに中新田に行こうか、それともいつもの確実に釣れる自信がある花山に行こうか、迷いました。結局、今年初めてということで、確実に釣れる方を選び、僕はバイクを、花山に走らせました。
花山の自然の家の近くで、僕はいつも釣ります。一番奥に、バイクを置いて、道路を200mほど歩き、沢へ降ります。降りたところで、まずは川虫採り。
今日は、川虫が、わんさか採れちゃって、嬉しかったぁ。魚たちの好物のヒラタが、大きくって、春だなぁって思いました。ヒラタは、きっと柔らかくて、おいしいんだと思います。大人気なんです。にぎやかくん(カワゲラのことを僕はこう呼んでいます)もたくさん採れましたが、針もちがいい(とっかえなくても、長く針にくっついていてくれる)わりに、魚たちには、人気がありません。きっと、ちょっと堅くて、うまくないんだと思います。ちなみににぎやかくんは、川底の石にすぐしがみつくので、僕は、「おっ、来たか!」と、魚が引いているのと、誤解しがちです。ぷりぷりちゃんも、一匹だけいました。ぷりぷりちゃんは、トビケラです。黒くてぷりぷりしていて、どちらかというと、もっと下流に生息しているやつです。これも、ぷりぷりしていて、おいしそうなんですが、いっぱい捕まえると、箱の中で、かじりっこしちゃって、ぷりぷり汁になっちゃうんで、要注意なんです。
さて、川虫をたくさん採ったあとは、仕掛け作り。僕は、いっつも、川に着いてから、仕掛けを作ります。早くしなくっちゃ!と思いながらも、このひとときがいいんだなぁ。今日は、0.2号で行こうとか、おもりは夏よりちょい大きめでとか、針はこいつでどうだ!とか、ぶつぶつ独り言いいながら、作るんです。結局、釣り始めは、7時でした。
沢を川上に向かって行きます。いつものコースなので、どこで渡るとか、ここは以前釣った実績があるとか、全部頭に入っていて、なんかリラックスです。水の量は、多くもなく、少なくもなく。桜は、八分咲き。ブナの樹は、小さな若葉を、ぷっちりと、まるでチューブから出したみたいに、円く付けていました。
花山のこの沢や、遠刈田の沢など、僕のお気に入りの沢は、たいていうんと狭いんです。石が大きく、ところどころがなめ(一枚岩の滑り台)で、落ち込みもあり、滝もあり、樹が周りを覆っている、そんなところがいいんです。枝に、仕掛けを絡ませないように、慎重に歩くのも、なんかおつです。岩場の苔が、いつもしっとりしていて、落ち着きます。
今日も、カワガラスが、忙しそうに飛んでいました。僕は「おっ、カワガラスじゃん」と注目するのですが、彼女は「あんたなんかに、構っていられないんですからねっ」と、あっち行ったり戻ってきたり。でも、ウグイスが、「ねぇ、聴いてよ、うまくなったでしょったら、しょったらしょ!」と、本番前のリハーサルに、僕を参加させてくれました。あんな小さな体で、よくでるもんです。僕は「なかなか、うまいじゃん」って、ほめてあげました。
結局、3時間ほどかけて、ゆっくり釣り上がり、3匹いただき、2匹逃がしました。今回は、全部イワナでした。ちなみに、全部ヒラタで釣りました。3匹とも、川で裁いて、お持ち帰り。いつもなら、蕗の葉っぱで包むのですが、今日はまだなかったので、笹の葉でごまかしました。
帰り道、岩出山のいろはでラーメンを食べ、帰宅。昼寝をちょいとして、ギター弾いて、夕方からぴよさんと川渡温泉藤島旅館に行って、夕飯はイワナくん。今日は、じっくり時間を掛けて塩焼きにしました。ごちそうさまでした。