昨日へ     2001年05月12日     明日へ 

今日は、うんと嬉しいことがありました。ありがとうね、でした。

朝早く起きて、どこかへ行こうかと思いつつ、結局出かけず、朝食パン食べて、昼食スパゲティ食べて、それからうんとこしょとバイクを出して、とりあえず走り出した僕。松山・松島・利府と走り、仙台に着いて、ギターの弦をまとめ買い。帰り道、泉のパソコンの館で、新iBookを触り、おおいいなぁ〜と関心し、夕日が眩しいなぁと思いながら、帰り道。僕は、ふらりと、三本木の菜の花畑に行ったんです。

もう花は開ききっていました。店も出ていませんでした。何台か車が止まっていて、何人か人がいました。僕は、なんとなく菜の花の写真を撮っていました。上の写真は、そんな中の一枚です。

僕がバイクを止めた隣には、軽自動車が一台。運転席に若いお母さん。助手席に小さな女の子。その子が、僕に関心があるようであることは、なんとなく察していたのですが、ちょっとびっくり、そしてほんわかと嬉しかったな。畑に降りた僕のところに、その女の子がやってきて、僕に、言ったんです。

「ねえ、女の子? 男の子?」

そう、僕は、長い髪をヘルメットの後ろからなびかせていました。その子は、そこに関心があったんですね。
「男の子だよ」
そう答えた僕。女の子は、走って車に戻り、お母さんに報告をしました。そして、また走ってくるではありませんか。
「あのね、女の子か男の子か、どっちかなぁって言ってたの」
そして、持っているハムチューのぬいぐるみの話や、あんパンマンの話、仮面ライダーのこと...いっぱい教えてくれたんです。お母さんも出てきて、話しました。
「あっちに行ったら、もっときれいだよ」「また、見に来てね」
「また会える?」
自己紹介も、しっかりしてくれた4歳のMちゃん。僕は、
「また、会おうね、またね」
「うん、じゃあねぇ、また来てねぇ〜」
互いに手を振りました。向こうに、手を振る若いお母さんとMちゃん。こちらに僕。

なんだか、切なくなりつつ、とても温か。ああ、旅だなぁって思いました。旅って、人と出会うってこと。家からの距離を遠くすることが、旅ってわけじゃあないんだよなぁと、そんなこと、思った今日でした。

気持ちをほかほかと温かくしてくれたMちゃん、ありがとう! また、会おうね。

去年の今日