昨日へ     2001年06月08日     明日へ 

今日は、社会科の農業の学習のまとめとして、農協のカントリーエレベーターに見学に行きました。見学の目的は、これまでの学習の中で出てきた疑問・質問に、農業のプロである方に、答えてもらうというものでした。おうちの方にも、みんなそれぞれ、同様の質問をしたのですが、やっぱりみ〜んなで聞くって活動も、ほしいなぁと思ったわけです。質問を要約すると、こんな感じです。

・お米の値段は、どのように決まるか。
・野菜の値段は、どのように決まるか。
「買うなら安いほうがいいけれど、売るなら高いほうがいい」と、いうあたりが授業の中でのみんなの考えでした。「大きすぎても、小さすぎても安くなるって」と調べてきた人もいました。

・農業機械の代金は高いようだが(市販の学習資料集のデータより)なぜか。
 また、どんなふうにお金を貯めて、買うのか。
「近所と割り勘しているみたい」「こないだ近所の人がうちに来て、そんなような話してた」というあたりから、関心が広がりました。自宅の機械を操作したことのある人もいるので、関心は高いんです。

・貯金をすると、どういいことがあるか。
子どもたちは、農協に貯金しているのですが、それがどのように使われているかということは 分かりません。この質問をみんなに投げかけたのは僕なのですが、みんなの中からは「そういえば銀行の人って、どうやって給料でるんだろう」(どうやって儲けているんだろう)という問いが生まれました。とかく「貯金はよいこと」と、自動的にお年玉でも何でも、貯金することになる子どもたちなのですが、その仕組みって、分からないんですよね。このへんは、今後もちょいと追究したいところです。

・中新田は、品質のよいネギで有名だが、それはいつ頃からなのか。
・今、麦がきれいだが、昔から麦畑だったのか。
当初、減反・転作関連で、僕が仕向けた疑問点なのですが、むしろ10年前は...という以前と現在の農業の変化を学ぶことになりました。今日訪れた、巨大な(屋上に立つと、地上24m)カントリーエレベーターができて、稲刈り以降の夜の仕事がなくなり、その分ネギを育てるようになったという、JAの方の説明には、な〜るほどと思いましたね。

上の写真は、質問に答えてもらってから、カントリーエレベーターの屋上に上がったときのものです。みんな素直に「いつもの道なのに、全然違う!」「田んぼが緑で、麦が黄色で、畑が茶色!」と、歓声を上げていました。JAのみなさん、どうもありがとうございました。遠くにぽこぽこ見える山は、七ツ森です。

去年の今日