今朝、荷物をバイクに積んで、出発です。ちなみに、今回の装備は、小さいテントと、ぺらぺらシュラフ。炊飯道具は持たず、雨でも焚き火ができるように、着火材だけ持ちました。ジーンズに、ジージャン。Tシャツよりは、タンクトップ。パンツの他に、一応海パン。そして、バックパッカーという細めのギター。
昨日、名古屋行きのフェリーを予約したので、仙台港を目指しました。出発時のバイクの走行距離は、32209km。どのくらいの道に、足跡(タイヤ跡?)、付けてくるかな?
今回、名古屋方面に向かうのは、東海方面に、全然行ったことがないからです。一昨年、富山・能登・穂高方面を巡りました。東北・北海道は、随分回りました。何より、渋滞が嫌な僕は、首都圏を越えることをしないできたんです。今回も、本当は房総で一泊して、三浦半島に早朝に渡ることを考えていたのですが、フェリーという手段に気付いて、即決してしまいました。走行距離は、延びませんが、まあこれも旅というものです。
フェリーの出航は、12:20。中途半端な感じですが、朝ゆっくり目に、家を出られて、船でお昼を食べるとなると、ちょうどいいところでしょう。今回は、奮発して、フェリーのレストランを利用しました。バイキングで、900円。夕食は1800円ということだったので、しっかりと昼に食べ、夕飯は軽く済ませる計算です。たっぷり食べました。コーヒーをお代わりしながら、ゆっくりと井上ひさしの文庫本を読みました。ちょっと優雅。
フェリーの楽しみは、お風呂。そしてサウナ。苫小牧〜仙台のフェリーでは、いつもサウナでふにゃふにゃになり、ビール飲んで寝るってパターンでした。今回も...と思ったのですが、サウナはあることはあるものの、水風呂がない! 一度だけ水シャワーで試みましたが、気持ちよくなくてやめにしました。一眠りして、夜、デッキに上がってみました。
星は見えません。風もあります。遠い港も、灯台も見えません。入ろうかと思ったけれど「おっ!」と思って、自販機で紅茶を2本買って、近づきました。歌うたってる人がいたんです。彼は、ミルクティーとレモンティーでは、ミルクティーを選びました。
東北を旅してきた京都の彼は、思いがけず行く先々でお祭りでしたと話していました。歌のこと、バイクのこと、あれこれ。1時間も話したでしょうか。話し相手になってもらってばかりで、あんまり弾けないでしまった彼に、このページのことを告げてパチリとシャッターを押し、僕は中に入りました。(...こんなふうに載せましたよ。先日はどうもでした。)ギターがしょっぱくなるような海の上でした。
眠ろうと思ったけれど、なんだかなぁって感じでした。あっ、映画をやっていたかもしれない...映画室に行くとやっていました。僕は、ほとんど満席の中、空いているところを見つけて、座りました。ちょうど見たかった映画! でも、なんだかなぁ!?って、思いました。「パーフェクト・ストーム」。漁船が大嵐に巻き込まれる映画です。こんなのフェリーで上映しちゃっていいんだろうか? 映画は、まあまあという感じでした。ストーリー的には、ちょっと薄いです。でもまあいいかな。エンディングは、ちょっと意外でした。あららって感じ。
映画が終わったのが、もう12:00。狭い2等船室で、僕は横になりました。
去年の今日