昨日へ    2001年08月11日    明日へ

今日は、海の上で目を覚ましました。暗い2等船室から、デッキに出てみると、思いがけず、晴れていました。羊雲が見えました。ああやっぱりねと思いました。まあ遠からず、雨が降るだろう...

僕は、昨夜、彼がギターを弾いていたところに行き、歌いました。弾きました。まあいつものようにですな。今度岩手の江刺で暮らすという僕と同世代くらいのカップルと娘さんが、聴いてくれました。
「小さい子用の曲、用意してなくてごめんなさいねぇ」と言ったら、
「家でも、ボブディランとか、聴いているから大丈夫ですよ」とのこと。
なぁるほどねぇ。まっすぐに聴いてくれて、どうもありがとう。

名古屋港に着いて、とりあえず僕は、水族館に向かいました。ちょっと古めだなぁと思ったら、11月に新館オープンとのこと。ほっほ〜。さて、そそくさと水族館を出てから、僕は長良川の河口堰を見に行くことにしました。けれども、やっぱり渋滞。疲れたので、きしめん屋さんに入り、きしめん定食を食べました。しょっぱいかと思ったら、そうでもなかったって感じ。いい感じ。

長良川の河口堰と共に、僕は輪中を見たかったんです。僕は、川の生態系を破壊する河口堰に反対の立場にあります。その必要性に疑問を感じるのです。けれども、自然の力に、人の暮らしが侵されるのであれば、それを遠くで知らぬふりをするわけにもいくまい。難しいところです。いろいろな人の意見に、耳を傾けられなければならないぞって、ここのところ、とみに思うんです。

長良川の河口堰は、北海道(アイヌモシリ)で見た沙流川のダムのように、暴力的な存在と感じられなかったのは、きっと低地が、本当に低地なんだと感じたからかもしれません。それとも、川をかき乱すような、水上バイクの音にがっかりしたからなのかもしれません。釣りだけでなく、カヌーも漕ぎ出そうと思っている僕としては、まだまだ川には、こだわらなければいけないなと感じました。

堤防沿いを走り、大垣に行き、高速道で郡上八幡に行きました。郡上八幡と言えば、橋からの飛び込みです。今回は、うんと異例なんですが、写真を4枚も載っけちゃいました。いつも我慢して1枚にしているのですが、今日は1枚では、厳しかったんです。橋の上で、ドキドキする顔。にやにやは、緊張の現れです。周りからは、否応なく、カウントダウンが聞こえますが、勇気ある小学生は、戻ったりしていました。男の子も女の子も、です。小学生から大人まで様々でしたが、あれっ?と思ったら、やっぱり小学校の先生も混じっていました。僕と同じくらいの年齢、そして体格。こりゃあ、大変だぁなぁ。飛び込む場所は、幾つかあって、少しずつステップアップするようです。(バイク雑誌アウトライター「OR」の今月号に特集がありました)

僕はしばらく、橋にいました。いい感じだなぁと思ったのは、みんなが仲間って感じだったってこと。いわゆる古くからの良き関係ってやつでしょうか。責任感みたいな、連帯感みたいな、優しさが漂っていました。そうそう、尊敬も香っていました。

郡上八幡を後にして、下呂温泉に行きました。温泉フリークとしては、是非押さえておきたい温泉です。河原の無料露天風呂。泉質は、中山平の蛇ノ湯みたいな感じ。ぬるぬるすべすべって感じ。硫黄臭い山形蔵王などの温泉を焼酎とするなら、ワインのような下呂温泉。さすがっ名湯!と思いましたよ。おじいさんに、声掛けられました。
「日焼け、痛そうだな」
「ええ、バイクなもんで」
「どこからじゃ」
「みやぎです」
おじいさんは、眉毛をあげ、肩をあげて、驚きました。
「ほっほ〜」
ゆっくり話していたかったのですが、夕闇が迫っていたので別れを告げ、僕はとりあえず、どこかキャンプ場にでも転がり込もうと思いました。雨も降ってきました。途中、峠のご飯屋さんで、ソーツカツ丼を食べ、付知のキャンプ場に泊まりました。

去年の今日