今日は、朝から介護でした。バイクで行きました。東北道を走りました。仙台南インターが、南部道路につながっていて、驚きました。けれども、国道286号線の渋滞は相変わらず。予定時間ぎりぎりに着きました。
介護を1時半に終えた僕は、なんとなくバイクに乗らないと損な気がして、とりあえず蔵王に向かいました。かつての通勤路の村田への峠を越え、遠刈田で、昼ご飯食べたばかりにもかかわらず鴨そばを食べ、エコーラインをのぼりました。
駒草平は、あいかわらずでした。駒草も咲いていました。霧の中に、滝が見え、展望台に昇った観光客は、一様に「うわぁ〜」と歓声を上げていました。蔵王町の学校にいた頃から、ずっとここは僕のお気に入りポイントの上位を占めています。盛夏ですと、山の下のトンボたちが避暑に来ていて、それはそれはすごいトンボの大群なのですが、もう晩夏なのですね。居残りトンボが少しいただけでした。でも、遠い滝の音を聞き、満足でした。
さあて、これからどうしたものかと考えました。いつもなら、もと来た道を下ります。ところが、観光客同士の会話が耳に入りました。「お釜は、雲海がすごいですよ。」ほっほ〜。じゃあ、上がってみましょう。国道から山頂までの有料道路も、珍しく利用し(山を越えるときも、通過しがちです)、僕はお釜まで行ってみました。
なあ〜るほど、すごくいい見晴らしでした。いままでで一番かもしれない。風が全くないんです。日差しもはっきりしていて、それでいて雲もあり、きれいでした。観光客がいっぱいいました。遠い山道を歩いている人も、いっぱいいました。帰り際、ヒッチハイクの青年二人が、駐車場の出口で紙を掲げていました。僕は、なんとなくにゃっと笑ってしまったなぁ。簡単には行かないよって。僕は自分のバイクのところまで行き、さて出ようかと思ったとき、もう青年たちはいませんでした。お〜! よかったじゃん! 結構簡単に行きましたねっ。山形側を見ると、遠い山が雲の上にあり、雲の下に町が光っていました。
山形方面に降りました。途中坊平で、パラグライダーの練習を眺めました。山形蔵王の温泉街に行き、堀久旅館前の下湯に入りました。これまた久しぶり。真っ白で、目や傷口にしみる、硫黄の温泉。石鹸は立ちません。タオルもかなりダメージを受けます。しかしながら、熱さもちょうどよく、貸し切りの4時半。僕は、ゆっくり浸かりました。
そして、鍋越峠を選ばず、高速道路で帰ってきました。お風呂を上がって、1時間半後には、部屋でビールが飲めるって、結構近いんですなぁ。ああ、充実の一日じゃった。
去年の今日