昨日へ    2001年08月30日    明日へ

Ka先生のねじり花 

今朝になって、障子紙を昨日買うつもりだったのに、買っていないことに気付きました。まずい! 子どもたちに「ごめんなさい」と言うのは、慣れているものの、今日は、障子紙に一人一人「2学期のめあて」を毛筆で書く予定だったんです。僕は、昨年度までの通勤路を走り、岩出山のナガネマートに向かいました。24時間営業のスーパー。岩出山の小学校に勤めていたときも、何かとお世話になりました。今朝も、障子紙を買って、西古川経由で学校に向かいました。やれやれ。

今日、嬉しかったのは、放課後に、5年生の少年二人と算数の学習をしたことです。僕は「居残り(正確には居残し)」って嫌なんです。だから、残す!なんてことはしません。でも、子どもたちが自ら残って勉強することを、拒みません。宿題を学校でやっていくのは「あり」なので、宿題に付き合うこともよくあります。今日は、女の子が宿題のヒントを求めてきて、それに応じた後、少年二人と算数を1時間もしました。算数が苦手な二人なんですが、それはもう!一生懸命で、僕は感動しましたよ。楽しく学ぶって、大切だなぁ。いわゆるいい汗かいた!って感覚。「ああ楽しかった!」って、なかなか帰ろうとしない二人に、僕は幸せをもらった気持ちです。2学期が始まって、もう1週間になりますが、どうもエンジンのかからない僕でしたが、二人のおかげで、ちょっと元気出ましたよ。ありがとうね。

さて、昨日の続き。昨日の買い食いの話を、続けましょう。

僕は、小学5年生の頃、蒸気機関車マニアでした。消えゆくSLを追って、写真を撮りに言ったりしたんです。行くのは、追分、岩見沢、滝川。実は、夕張線にはD51が走っていたのですが、室蘭本線のC57に憧れたんです。僕は、オリンパスのカメラを持って、出かけました。ほんの1時間で着くところなのに、それは大きな旅でした。困難よりも、解放感。僕は、駅のホームの立ち蕎麦を何度食べたことでしょう。自分で注文をして、自分でお金を払う。何という快感! 大人の社会に、ちょっと入った気分でした。コカコーラも飲みました。家では、決して味わうことのない味。飲み過ぎて、具合を悪くしました。ゲップしつつも、苦笑いという感じ。

一度、そんな解放感を味わうと、それは癖になりますね。また行きたくなる。解放感の中の自分が自分で、それ以外が自分でないように感じられる。...そうして、僕は、今もふらりふらりと、何かに憧れ続けています。ああ、今もきっとそう。

上の写真は、前の学校でご一緒したKa先生の撮ってくれた一枚です。ねじり花。去年、僕もどこかに「三太郎山のネジバナ」って、載せた記憶がありますねぇ。Ka先生、どうもありがとうございます。青い空が、いいなあ。深呼吸..

去年の今日