今日は、まさに芸術の秋でした。
学校の演劇教室の日。僕は、担当だったので、朝早くに学校に到着する劇団のために、うんと早く学校に行きました。早すぎて、誰も来ていなくて、玄関を開けられず、郵便受けから朝刊を取り、秋空の下で読みました。何か、とても気持ち良かった。
劇は、劇団・民話芸術座による民話劇『鬼の小づち』(作・演出:小林哲生)。とても楽しかった。21日に学習発表会があり、今子どもたちは劇の練習の真っ最中なんです。それをねらっての日時の設定ではありましたが、かなりどんぴしゃりでした。たくさんのことを、教えてくれた劇団・民話芸術座さんに、感謝です。上は、その一場面。6年生の児童代表の子が、右端に「妹」役として出たんです。それがまた、よかったなぁ。
子どもたちと一緒に劇を見ると、二倍楽しめます。劇自体を楽しみ、劇を見て反応する子どもたちを見て楽しめちゃうんです。恐い場面で、きっちり恐がる子、大好き。劇が終わったら、すぐに劇の中のセリフとか真似する子、大好き。教室で「さようなら」をした後、子どもたちは、また舞台に向かい、あれこれお話していました。(仕事のじゃましてごめんなさい。)役者さんといっぱい話して、お腹いっぱいにした子どもたちは、満足な顔で帰っていきましたっけ。劇団・民話芸術座の皆さん、本当にありがとうございました。
さて、午後。明日・明後日が休みなので、下北あたりに行こうかと思いつつ、ちょいと体調が本調子でないようなので、控えました。学習発表会が近いので、休めないんです。慎重です。本当なら、僕がバイク(高速道路)で、連れ合いのぴよさんは列車で、八戸に行き、そこで合流・宿泊。明日、バイクで下北を回ろうと思っていたんですけどね。紅葉にはまだ早いようですが、紅葉の一番いい時季になると、ちょっと寒くなりますからね。下北は遠いから...と、思い当たる近めの宿に当たってみましたが、どこも満室。二人で「よかったね、みんな、満室で」と話し、ため息つきました。まあ、連休ですから、今頃空いていたら、ちょっと辛いです。
結局、古川文化劇場で「千と千尋の神隠し」を見ることにしました。皆さんは、見ましたか?
よかったです。「たぬき合戦ぽんぽこ」の妖怪の行列を、ずっと見続けていたかった僕としては、今回は始まってすぐに、始まって10分も経たずに「あっ! また見たい!」と思いました。あの雰囲気が、好きなんだなあ。いくらCGでも実写には、できない世界なんですよ。「千と千尋の神隠し」は、宮崎駿さんたちの一連の作品のエッセンスが全部詰まっている感じがしました。隙がないって感じ。その分、癖もないかもしれません。誰もが満足できる映画。だから、僕的にはNo.2にはなっても、No1にはならないかもしれないって感じです。僕は「おもひでぽろぽろ」が、まっさに個人的に大好きなんです。大好きというのは、大評価でなく、大好き。そういう意味から言って、「千と千尋の神隠し」は、評価大!ってところです。見終わって、連れ合いぴよさんが「もう一回見ない?」と言うので、そのまま2回目を見ました。それが終わって、外に出たら、すっかり夜でした。
静かになった夜の道を歩いて帰り、途中の酒屋さんで瓶ビールを買い、スーパーで半値になった鰹を買い、「今日はテレビ付けないでね」とぴよさんに話し、静かに芸術の夜が更けていきました。
去年の今日