昨日へ    2001年10月08日    明日へ

色麻の牛くん

青根温泉のテントで、目を覚ましました。温泉のおかげでしょう、うんと深く眠りました。たくさん夢を見ました。

頼んでもいないのに、たくさんの犬に囲まれ、みんながせっせと僕をどこかへ連れていきます。仲間なようなのですが、せっせと噛まれます。痛くはないんです。階段を下りました。見たことのないBMWのバイクがずらりとありました。小さなネジがいっぱい付いていました。夕焼けがありました。狭い道を歩きました。何だか急いでいたような気もする...。

昨日、家でポットに入れてきたコーヒーと、蔵王町のスーパーアイユーで買ったパンとで朝食をとり、バイクを走らせました。エコーラインを登り、駒草平・お釜に行くつもりでしたが、深い霧になり、お不動さんのところでUターンしました。僕は、もう少しあっちこっち行きたかったのですが、二人乗りということもあり、帰路につくことにしました。

川崎町を走っていたら、登校途中の小学生の姿をたくさん見ました。中学生も、自転車で学校に向かっています。ちょっと、ドキドキしました。後ろに乗っていた連れあいのぴよさんが言いました。
「私たち、神隠しになっていたりして...。」
確か今日は、学校が休みだよなあと思いながらも、職員室に灯りがついている小学校の前を通過しながら、公衆電話で学校に電話する?なんて、考えていました。今思うに、秋の国体の聖火リレーか何かのための登校だと思います。川崎町では連休じゃ、なかったのかなあ...。

秋保温泉の公衆浴場に入りました。うんと久しぶり。5人も入るといっぱいの湯船、洗い場の蛇口も2つ。だから、いつも混んでいる印象の強い秋保ですが、さすがに朝なので、ゆったりでした。ちょっと熱めのお湯が心地よかった。ただの熱いお湯にはなかなか入れないのに、温泉だと一旦入ってしまうと熱さが辛くなくずっと入っていられるんです。水1リットル飲むのは大変なのに、ビール1リットルならするすると飲めちゃうのに、ちょっと似ています。

秋保から、もっともっと寄り道したかったのですが、ともかく帰路。僕は、あれこれと脇道を遠回りしながら、帰りました。宮床の奥の村をぐるりと周り、色麻から、三本木に川沿いの道をごとごと行きました。ありゃ? こりゃあ行けないかもしれないな...と、思ったら、堤防沿いの道に、どん!と牛くんがいました。草をはみはみしていました。エンジン止めて、見つめていたら、
「おいら、何かしたか?」
って、こっちを見ていました。ぴよさんが、
「バイク、赤いから、まずいんじゃないの」
と言いました。すぐに、近くの田んぼで干した稲を束ねる仕事をしていたおばさんが、わざわざ自転車でやってきて、
「どこに行くんだい」「それなら、そっちの道を行くといいよ」
と教えてくれました。道を右にそれて、三本木へ。牛くんはというと、あいかわらずはみはみと、まさに道草を食っていました。

なんだか物足りない...そう思いながら、家に着きました。またいつか、どこかへ行こうっと。

家に着いて、今朝の新聞に空爆のことが書かれてあり、衝撃を受けています。ニューヨークの事件の翌日、子どもたちが
「戦争、始まるの?」
と聞いていました。不安そうでした。僕は、
「始まるかもしれないね」
と答え、それに付け加える言葉をあぐねて、
「君は、よく世界のことを考えているね」
などと言ったのですが、きちんと事実を、子どもたちと見つめていかなければならないと、思っています。世の中のあらゆる出来事は、自分たちと無縁ではないことを、子どもたちと共に考えていきたいと、思っています。

アメリカは、テロの首謀者と嫌疑が掛けられているビンラディン容疑者の身柄引き渡しに、タリバンが応じないことを、空爆の根拠としているようです。しかしながら、タリバンが、今回の空爆の容疑者ブッシュの身柄引き渡し要求をしてきたら、アメリカは、どうするんだろう...と、思います。正義は、一つでしょうか?

去年の今日