昨日へ    2001年10月31日    明日へ

上野のゴリラ母と子。

今日は、午後から出張でした。出張終了後、色麻のかっぱの湯旧館に行って、ゆっくり浸かりました。お客も少なく、ゆったりしました。黄昏た空に、飛行機が飛んでいったようでしたが、露天風呂の僕は、眼鏡をかけておらず、ただ音だけを聞いていました。

一度アパートに帰ってから、整骨院に行き、戻ってからご飯。右手親指の関節炎も少しはいいかな?とギターをぽろりとやりました。分厚い歌本をぺらぺらめくり、知っている歌を適当にやっていました。ふと、ダ・カーポ「宗谷岬」ってのが目に入り、ああ懐かしいと思いました。稚内・利尻への夜行急行「利尻」は、僕の思春期の一ページです。

僕が少年の頃、北海道中をキスリングという横長のザックを背負った若者が、自由を闊歩していました。いわゆる「カニ族」です。夜行列車には、いっぱいいました。駅では泊まっていましたし、利尻・礼文へのフェリーには、離島ブームってのもあり、たくさんのカニ族が乗り込んでいました。岸壁でのユースホステル「桃岩荘」のパフォーマンスは、心に残っています。僕は、将来カニ族になりたかったんです。親の許可とか、学校への旅行届けなんてしなくてもいい、自由が欲しかった。今でも、ときどきどきっとすることがあるんです。夏休みに入ったとき、「あっ、学割もらうの忘れた!」なんてね。ほとほと、あの頃、思春期の旅の日々は、よかったなあ。早く大人になりたくて仕方なかったなあ。

僕が、大人になって、宗谷岬を訪ねたのは、もう就職してからでした。休暇をどれくらいとれるか悲しい計算をしていました。ああ、あの頃の少年は、あの頃の僕は、きっとこんな大人になりたかったんじゃあないんだよなぁ。そんなこと、ふと思いましたよ。

今日の一枚は、9月の上野動物園のゴリラくんです。子どものゴリラくんは、将来をどんなふうに夢見ているんでしょうね。

去年の今日