昨日へ    2001年11月24日   明日へ

女川マリンパル。お魚。

昨日、女川で「石焼きうに」を買ったんです。夜、お酒を飲みながら、食べたんです。とっても懐かしい利尻の味がしました。少年時代を思い出しました。浜で、ウニ(がんぜ)の口をそのへんに落ちている木ぎれでぐさっと刺して、胃の部分をぱっぱっと取り出して、焚き火の中に入れ、針が焦げ落ちた頃に、火から取り出して、ぱかっと割って、やけどしないようにべろっと舐めた人差し指で、輝くオレンジのウニをすくって食べた...。あの味がしたんです。生ウニとも、塩ウニとも違うんです。土瓶蒸しみたいなのとも違うんだなあ。「石焼きうに」を食べていたら、焦げたウニの針の部分がほ〜んのちょっぴり、歯に感じられて、それがとても嬉しかった。僕は、ふと久しぶりに父さんに電話を掛けることにしました。

ちょうど、母さんが泊まりがけのお出かけだったんですね。一人でいた父さんには、ちょうどよかったかもしれない。僕は、年末年始の予定の話をして、ウニのこと、話しました。いつもは、あんまり興味を示さない傾向の父さんも、僕が話すウニに、関心を示していましたよね。

僕は、今朝ふとんの中で、はたと思いつき、起きあがって、着替えました。ちょっと呆れつつ、いつものことだと見守る連れ合いぴよさんの見送られながら、バイクで昨日行った女川を目指したんです。今日は、昨日と違い午後の予定があったので、最短ルートの往復です。昨日は、225ccのセローくんでしたが、今日は、1100ccのRGS。音も静かに、風より少し速く、移動する心地よさを感じました。

女川で、石焼きうに、でっかいホタテ、剥いた牡蠣、なまこ、トロ秋刀魚の開きを買い、宅配便で送ってもらうことにしました。夕飯用にホタテを2枚。そして、石焼きうにを、自分用に、また買いました。魚屋さんを見るのって、大好きです。いろんな顔のいろんな魚たち。魚屋さんには、季節感ありますよね。秋刀魚くんたちもいましたが、あんこうさんや、なめたがれいさんが、大きな顔をしてましたっけ。そろそろ冬です。

女川から帰ってきて、お昼ご飯を食べて、僕はぴよさんと一緒に、生協に行きました。自転車で、いつもは通らなさそうな小さな道を行きました。自分の居場所から不登校を考える会の集まりがあったんです。「パキスタンで見てきたこと、そして私の仕事」というタイトルで、ジャイカのHさんのお話を聴く会だったんです。とても素敵な方でした。自分でやりたいことを、切り開いていく心地よさを感じました。Hさんのお母さんもご一緒だったんですが、お母さんの心配というのもまた、察することができました。お二人で来ているってのが、なんかとてもいい感じ。家では、パキスタンのことなど全然話してくれないから、今日来てよかった...とお母さんがお話しされている姿が、印象的でした。そして、僕はもっともっといろんな人に会いたくなりました。繰り返される日常から、一歩前に出るためには、あれこれの万全な準備などより、自分の納得度に忠実である気持ちだけでいいかもしれない...と、Hさんのお話を聴きながら、考えたりしましたよ。Hさんのお話がとても素敵だったので、終わってから声を掛けました。僕の通っている小学校に来て子どもたちに話してもらえないでしょうかって。Hさんは、快諾してくださりました。ありがとうございます。来週早速、準備することにしましょう。僕のイメージ通り進まないかもしれないけれど、考えているだけでは何事も実現しませんからね。

生協からの帰り道、自転車でぐる〜っと遠回りして、帰りました。夜の小道はとても静かで、遠い車の音が、忙しそう。レンタルビデオ屋さんで、キューブリック監督の「シャイニング」を借りて、帰りました。ホタテを焼いて、ワインを開けて、ビデオを観ながら、食べました。ああ、今日もいろんなこと、あったなあ。

去年の今日