昨日へ    2001年12月14日   明日へ

 ディベート、結論。

今日もディベートをしました。テーマは、みんなが昨日家で考えてきたものの中から選びました。結局「田舎と都会では、都会のほうが暮らしやすい」というものになりました。今回は、判定をする人もみんなの中から選び、田舎側6人、都会側6人、判定3人で進めました。もちろん選出は、くじで行いましたよ。

さすがに3回目ともなると、なかなか討論もうまくなりました。ちょっとおもしろかったのが、都会側の人が思わず「渋滞」のことを話しちゃった場面です。田舎側から「都会は、交通事故などがあるので、暮らしにくいのではないですか」という質問があったんです。すると「いいえ、都会には渋滞もあり、事故にはなりにくいです」という答え。その発言が、予想外の盛り上がりをもたらしてしまいました。ああ、おもしろかった。結局、判定は、都会側。その理由の主なものは、結論を発表するときに、資料を見せたりして、説得力があったからということでした。一番緊張したのは、判定の3人でしたね。一人ずつ、みんなが納得する判定をしなければいけないということだったので、大変だったようです。

3時から出張で、生徒指導関係の会議に出席しました。今日は「子どもの権利について」というタイトルで、弁護士さんの話を聞くことになっていました。体罰・懲戒などに関わる判例紹介が中心でした。家庭の教育と学校の教育の分担についての話題は、とても興味深かったです。ちなみに、いわゆる不審者の話について参加者から質問がありました。保安処分を期待するような発言だったので、僕はとても残念に思いました。会場の片づけを終えてから「保安処分なんかでない解決の仕方を考えたいよ」と声を掛けましたが...。

雪の中、急いで帰り、連れ合いのぴよさんを乗せ、すぐに仙台・泉に向かいました。今夜は、矢野顕子さんのコンサート。会場は、イズミティ21。雪は降り止まず、渋滞をおそれて、東北道で走りました。会場に着いたものの、駐車場を探すのに時間がかかり、結局コンサート途中で席に着きました。

矢野顕子さん、アッコちゃんさん。どんな歌も、全部アッコちゃんワールドでした。席に着いて2曲目の「...とにかく行くんだよ...」みたいな歌が、好きだなあ。何て曲だろう、調べたいです。アッコちゃんさんのコンサートを聴きながら、ことばって大切だなあってあらためて感じました。曲よりも、ことばを聴いていた僕でした。「〜ね」とか「〜だよ」とか、「ちょっと待ってね」とか、「え〜と」とか、記号でも、文字でもないことば。あえて言うなら、心みたいなことば。僕も、ちゃんと、まっすぐに、ことばを発せられるようになりたいなと、感じました。今回はやらなかったけど、アッコちゃんさんの歌ではアルバム「ピアノ・ナイトリィ」に入っている「星の王子さま」がうんと好きです。せっかくだ、載せちゃいましょう。

星の王子さま(作詞:大貫妙子 作曲:矢野顕子)

ぼくらは故郷をさがして
旅をつづけている 夢見てる
王さまも、うぬぼれも、実業屋も
昔は子どもだったこと 忘れただけさ

友達になろう
好きな花を育てよう
たいせつなこと 目には見えない

君がもし砂漠で迷ったら
ぼくは君の井戸になりたい
呑み助も、点燈夫も、地理学者も
気づかずに暮してる儚いもののこと

友達になろう
心の花をさがそう
たいせつなこと 目には見えない

はなれていても
君の声がきこえる
輝く星は笑っているよ

友達になろう
心の花をさがそう
たいせつなこと 目には見えない

作詞の大貫妙子さんと、アッコちゃんさん。そっくりで、全然似てないって、今日あらためて思いましたっけ。

去年の今日