昨日へ    2001年12月20日   明日へ

 椅子取りゲーム決勝

今日は、終業式の前日です。1・2時間目に、毛筆の書き初め練習をして、3・4・5時間目は、クリスマス会でした。例年、僕はこういうパーティー系の企画を持ちません。子どもたちが、自分たちで企画して、うまいこと担任(僕ですね)を、説得できたら、GO!ってことにしているんです。
「何のためにやるの? それをやることによって、どうみんなが変わるの?」
とか、
「時間と、場所の確保を、考えるんだよ」
とか、何かとうるさい担任です。
「私も、そういうの、好き! だから全員で、作るんだよ」
と、応援姿勢は示しつつ、みんながうまいこと準備しているのを見ていると、ああ任せるに限るなぁって気持ちになります。今回も、休み時間とか、いろいろごそごそ準備していました。いい感じでした。

さて、今日のクリスマス会当日です。僕はノータッチ。みんなで進めます。司会や、始めのことばなんかがあって、ちょっと厳か。出し物と、ゲームが中心でしたが、飽きることは全然なかったです。○×ゲームあり、宝探しあり、クイズあり、四文ゲームあり...。わざとらしくない拍手って、好きです。「お〜!」とか自然に出てくる感嘆の声、大好きです。いゃ〜楽しかった!

うんと笑ったのは、女の子2人の企画したクイズでした。さすが思春期前期の少女たち。ドラマの主題歌のイントロクイズや、SMAPの曲を聴かせて途中で止めて「次の歌詞はなんでしょう?」なんていうクイズを出していました。少年たちは、野球に夢中になっていたり、モー娘。フアンがいっぱいいたりするものの、まだまだ子どもなんです。なんかそんな思春期前期なんです。そんな5年生15人が、SMAPの歌詞の続きを必死に当てようと、ハイ!ハイ!って手を挙げて、
「いやしてあげる、です!」
「ブブッー、ちがいます」
「はい! ありふれた恋です!!」
「ブブッー、ちがいます」
なんて何ともすんごい言葉が飛び交い、僕は大笑いでした。ああビデオで撮っておけばよかった。

給食に出たケーキを、もったいなさそうに、丁寧に食べているみんな。ああ、僕も小学生の頃、こんな感じだったよなあと、思い出しつつ、ペロリと食べたら
「あ〜! 二口で食べちゃった!」
と、自分のことでもあるかのように、不幸な顔をしていた少年たち。おっかしかったなあ。

5時間目に、続きをしました。今回は、わざわざ僕の出し物とコンサートが、プログラムに入っていました。出し物は、手品をしようと思ったんですが、すぐに見破られ、手品師の僕が動揺しちゃって、すぐおしまい。続いてコンサート。昨日から風邪のため声が出ないので、ハーモニカを使おうと思い、1曲目は、みんなの知らない「BLOWIN' IN THE WIND」(BOB DYLAN)。2曲目は、みんなで歌ってもらうために歌詞カードも配って「与作」(北島三郎)。3曲目は、クリスマス会なのに、全然クリスマスっぽくないので、「きよしこの夜」でした。みんなの関心は、ハーモニカにあるらしく、
「もう一回やって、ハーモニカのやつ」
ってことで、もう一回。まじめな顔で、もう一回やってって言われて、嬉しかったな。

上の写真は、椅子取りゲームの決勝戦。二人は、必死。でも、回りのみんなは、くつろいでいました。

去年の今日