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 1999年12月31日 広島

今日は、学校から急いで帰ってきて、急いで新幹線に乗って、仙台に向かったんです。パレスチナの講演会が、予定されていたんです。バイクのほうが、早くに着くかな?と思いましたが、体調が万全ではないので、新幹線を選んだんです。

会場に着いて、驚きました。もうすっかり満席なんです。関心の多い方が、うんとたくさんいることに、感動しました。僕は、何とかかんとか座りました。

今回の講演会は、パレスチナとイスラエルから女性をお呼びして、彼女たちの話を直接聴くというものでした。パレスチナ問題は、パレスチナとイスラエルの二極対立の問題ではないことを、あらためて確かめました。イスラエルの中に、パレスチナ支援を(当局に攻撃されながらも)続けている方に、勇気をもらいました。また、パレスチナ問題に限らないことですが...世界には「難民にされてしまった人」と「難民を作っている人」そして「難民を作っていることに気付かないでいる人」がいることを、ふと思いました。

今回は、アラビア語と英語と日本語、ひょっとするとヘブライ語も?...が、行き交う講演でした。外国語が日本語に通訳されるまでの時間に、僕はいろいろ考えました。とかく、キーを押したり、ボタンに触れたら、すぐに答えが出るような暮らしに慣れている僕たちであるということ。ネイティブな言葉でないもので、自分の思いを伝えられる(訳される)ときの相手への信頼などなど。外国語に、二の足を踏んでいる自分を、小さく感じた今日でした。僕の「ことば」を広げたいという気持ちが、少し膨らみかけている春です。

講演を終えてから、二人の素敵な女性と、お茶を飲みに行きました。小さなかわいいお店に行きました。学校・教育の話、学生時代の話、社会問題の話...1時間半も、カプチーノ1杯で過ごしちゃいました。素敵なお二人に感謝です。部屋の中に閉じこもらないでいる「暮らし」、その「豊かさ」を、随分実感するこの頃です。