昨日へ    2002年09月15日   明日へ

運動会

今朝4時に起きました。雨の音がしていました。暗い中、四輪車で学校に向かいました。ワイパーを動かしました。風はありません。僕は、運動会決行に、楽観的でした。きっと、太陽が上がると、青空になるための雲なんです。草たちが、太陽の日ざしに耐えられるように、しっとりと湿らせるための雨なんです。学校に5時に着きました。薄暗い中、地区の役員さんと校庭を眺めながら、お話をしました。きっと、大丈夫。

5時半に、決行を決め、準備に取りかかりました。地区と学校の合同運動会、その第一回目であることに、担当者の僕は、かなりどきどき。でも、6年生のみんなは、緊張しすぎず、でもぴりりとしていて、僕は自分が小さいなぁと感じました。開会式で、進行や開会宣言、選手宣誓などをしっかりやっているみんなを見て、僕は、
「ああ、この運動会は、もう成功だよ」
と、感じました。

少しずつ、雲が晴れました。地区の部も、とてもスムーズで、長引く心配は、杞憂でした。456年生のよさこい。担当になった僕としては、よさこいを楽しみに来た地区のおじいさんおばあさんを、がっかりさせたくないなぁと、思っていました。指導者が、去年までは、ベテランの体育先生だったんです。結構プレッシャーでした。随分、厳しく練習してきました。さて、本番。みんな、すごかった! 自分に厳しい、きめのポーズをしっかり決めた、すばらしいよさこいでした。演技を終えて、退場したみんなのところに走って行きました。
「よかったよ! みんなすばらしかったよ!」
みんな、力を出し切っていて、いつものへらへらは全くなく、肩で息をしていました。すごいなぁと思いました。
「さあ、今度は縦割りリレーだ。しっかり力を出すんだよ!」
大きく頷いて、自分たちの席に、走って行く456年生を見ながら、咽のあたりに血が集まる感覚を覚えました。やばい! 僕は顔を拭くふりをしながら、汗臭くなった手ぬぐいで、眼鏡を取った目のあたりを拭きました。ああ、運動会の途中に、こんなに込み上げて来たのは、初めてだよ。

上は、縦割りリレーのスターターの1年生。リレーで負けた少年たちが、涙をぽろぽろしていました。その涙は、きっと宝だよ。

閉会式も、6年生が進め、片付けは地区の方にうんと仕事していただき、運動会が終わりました。教室に入ったみんなに、短く僕の感動と感謝を伝えようと思っていたのですが、教室の席に着いたみんなは、いつものへらへらジョークと、和み系のお茶の間ムードで、僕は感動的な文句を忘れちゃいましたよ。やれやれ。

地区の方、保護者の方、先生方、そして子どもたちに、うんと感謝の一日でした。