昨日へ    2002年09月16日   明日へ

後生掛温泉

今朝起きて、やっぱり昨日のお酒が体の残っているように感じられました。アルコールよりも、寝不足。むしろ、これまで自覚していなかった疲れが、一気に見えちゃったのかもしれません。天気は、雨。一日中寝ていようかと思いましたが、土曜日曜の代休のため、今日から3連休なんです。夏休み後半から、運動会モードに気持ちを支配されていた僕は、この3連休にツーリング機会を賭けていたはず。ちょいと重い体で、バイクのパニアに、シュラフとテントを入れました。この夏は、どこでもテント泊をしていないんです。でも、この雨の中のテント泊は、ちと辛い。疲れを取るはずなのに、より一層疲れてしまうかもしれない...。後生掛温泉に電話をしました。旅館部に空室がありました。僕としてはとても珍しいことですが、泊まりの予約をしてバイクを走らせました。運動会お疲れさんの御褒美ツーリングです。

ずっと雨です。古川インターから、松尾八幡平まで。雨のぶつかるヘルメットのシールドを、もうぼろぼろになった夏用グローブで拭いているうちに、すっかり手が凍えました。グリップヒーターを入れました。体も冷えています。革ジャンの上に防水ジャケット。下も革パンに防水パンツ。もう秋なんだなぁと思いました。

八幡平に来たのは、久しぶりです。松尾の鉱山跡を眺めながら、山の上を走りました。ときどき、霧の隙間から、展望が開き、すぐにミルク色。仕事をこなすように、峠を走りました。

後生掛温泉。旅館部とは、なんとも贅沢ですなぁ。ゆっくり風呂に入り、蒸し風呂にほくほくにほぐされ、夕飯を食べました。僕の前の二人連れは、僕と同じくらいか少し上の息子と母親と思しきおばあさん。ご飯を食べながら、全然会話をしていなくて、何だか心配しながら、見守っていた僕。食事を終えて、席を立つとき、おばあさんは脚をのばし、摩っていました。ふと振り向いたおばあさんと目が合いました。
「大変御見苦しいところを、失礼しました」
と、おしゃべりしたそうな目のおばあさんは、頭を下げました。
「いえいえ、温泉ですから、ゆっくりしましょう。おやすみなさい」
僕は、少し優しい気持ちになれました。疲れを取りに来たんだよなぁと、自分に優しいことばを掛けようと思いました。

記憶では7:25です。食事を終えた僕は、すぐに布団の中に沈み、深く眠りました。何か夢を見ました。運動会に関係するような記憶もあります。外は雨でしたが、部屋の中、布団の中は、温かで、静かでした。