昨日へ    2002年09月17日   明日へ

 浅虫水族館

後生掛温泉で目を覚ましました。夜中に1回、目を覚まして、お風呂につかり、今朝もまた、ゆっくり蒸されました。自動マッサージ機に、肩をぐりぐりしてもらいました。ゆっくり食事をとりました。天気は、どこへ行っても雨。少し迷いましたが、初心貫徹です。下北に向かうことにしました。

僕が宿を出るとき、食事のときに前に座っていた親子も、車で帰って行くところでした。昨日は、全然会話をしていないようで心配でしたが、息子さんはお母さんの脚を気づかい、お母さんは温泉に満足している様子でした。お土産売り場のお姉さんに、記念写真を撮ってもらっていました。首都圏ナンバーの車は、ゆっくりと霧の中に入って行きました。

さて、僕はというと、山を下りて、東北道で青森に行き、浅虫水族館でバイクを止めました。久しぶりの水族館です。小学生と幼稚園児の中、ゆっくり歩きました。イルカのショーも見ました。イルカがジャンプするたびに、最前列の小学生がわざとプールに近付き、飛沫を浴びてはしゃいでいました。

浅虫を後に、野辺地を経て、横浜を走り、恐山に行きました。雨の恐山。大規模な改築をしていて、僕が大好きなぽつんとはずれにあった混浴風呂小屋がなくなっていました。ああ、がっかりだぁ。恐山に来る回数が、きっと減ってしまうだろうと思いました。あの小屋は、観光客のわいわいから外れ、静かに風に吹かれながらゆっくりできる湯小屋だったのになぁ。僕は、観光客の声が聞こえるあたりにある男湯に入りました。首都圏のサーファーと、首都圏の学生ライダーが、北海道ツーリングのことを話していました。僕も、混ざれそうでしたが、静かに聞いていました。何となく、BMWのバイクに乗って、旅館泊をしている自分を、少し恥じました。僕は、もともと貧乏旅行者だったのに...。

恐山から、大畑を経て、下風呂温泉に行きました。今日も、旅館泊です。長谷旅館さん。井上靖の小説「海峡」に出てくる旅館。バイクをガレージに入れてもらったのが、なんかとても嬉しかったな。

部屋から見る海峡は、適度に荒れていました。お風呂に入り、凍えていた体がじんじんしました。お風呂の窓を開けて、海峡を見ました。どこか懐かしい。布団に入ってから、気付きました。ああ、この少し高い場所から見る海沿いの道路の向こうの波...これは、利尻の蘭泊のおじさんんちの二階から見る海と一緒だ...。利尻には、ずっと行っていないなぁと思っているうちに、すぐに布団の中で、眠ってしまいました。波の音を聞きながら、部屋の中がすぐに夜だけになりました。