昨日へ     2002年10月19日   明日へ

東京都美術館・独立展

今日は、朝早い新幹線で、東京に行きました。東京都美術館で行われている「独立展」という公募展を見るためです。久しぶりの東京でした。

上野公園に行くと、寒くないのに熱気球が飛んでいて、驚きでした。鳩たちが相変わらずでした。昼から、大道芸のパフォーマンスがあるとのことでした。美術館を出てからの楽しみができたものの、帰りが遅くなっては困るなぁと、心配をしました。

去年見たときと比べると、発見は少なかった今年でした。大きな公募展を見るのが久しぶりだった去年は、とにかく感動感動!という感じだったのですが、2杯目のビールって感じの今年でした。決して、悪いわけではないのですが。

ある作家の作品がお目当てだったのですが、額縁が意外と重要だなぁと感じられました。作品との色のバランスもさることながら、ライティングによっては、作品を引っ込めてしまう効果を持ってしまうんですね。いろんな額縁を見て、少し研究しました。少なくない額縁が、近づくと、油絵の跡を残していました。やっぱりみんな、出品ぎりぎりまで筆を加えているんですね。

不思議と、描く意欲がさほど触発されない今日でした。美術館を出ながら、それは、音楽への意欲になっているのかもしれない...そう思いながら、大道芸のストリートパフォーマンスを見に行きました。行くと、結構な人集りです。音楽ではなくて、パントマイムでした。3組見て、すぐに上野を後にしました。がっかりでした。あれなら、僕だってできる...そう思いました。ん〜、駅前シンガー&ストリート紙芝居スト&パントマイム...かな?

上野から御徒町、秋葉原と歩きました。裏通りのような小径を歩きました。古い家は、結構残っているのですね。玄関に隣り合わせた部屋に、お婆さんが寝ているのが見えたりしました。昼顔が咲いていたり、小さな家の車庫に、でかくて高級な自動車が止めてあったり。

秋葉原で、WACOMタブレットのペンの換え芯や、PowerbookG3用の電源アダプターをiBookでも使えるようにするものを買いました。いつ来ても、すごい人! どこからやってくるんだろう...

秋葉原駅のお好み焼き屋さんで、お好み焼きを買い、東京駅発の新幹線で帰りました。瀬戸内晴美の「美は乱調にあり」を読み返しながら、ビールを飲み、お好み焼きを食べました。やっぱり、伊藤野枝とその周辺、その時代には、惹かれるものがあります。