昨日へ     2002年10月20日   明日へ

上野の熱気球

今日は、昼から別姓を考える会の別姓相談会でした。テーマは「家族の絆を考える」。まあ、いつものように、相談に来る人がいるとは限らない、相談に来る人がいるかもしれないから、場だけはちゃんと確保しよう...という日でした。参加の連絡があったのは、盛岡の高校生から。新聞部の取材の連絡だけはあり、寂しくはありませんでした。

高校生が一人で盛岡から来たら、それはそれはすごいたなぁと思いました。小田実「何でも見てやろう」に感化されていた若かかりし僕は、予備校時代に、札幌の地下鉄入り口で「アンケート」をしている新興宗教(?)らしき人たちに、興味を持ったことがありました。予備校の寮仲間に心配されながら、一度、その「センター」に行ったことがありました。批判するにも、実際に見てみないと分からん!って、心持ちだったんです。長い話を聞きました。住所を書くのは、拒否しました。ビデオなどは観ませんでした。寮の仲間は、まるで孫を気遣うかのように心配して待っていました。僕は、冒険してきた清々しさと、自分に、勇気ある自由人であるかのような満足感を感じていました。

さて、高校生は、新聞部の顧問の先生とみんなで6名でいらっしゃいました。他に相談のある人はいなかったので、いろいろと質問を受けました。別姓を考える会の会員が、答えました。もちろん、僕も。今回の取材で、感じたことは、やっぱり会うことは大事ということです。

このところは、メールでおしまいってこと、多いんです。距離がある場合は、仕方ありません。でも、実際に会うこひとが大切って感じている僕としては、利用されるだけ・僕の生き様の切り売り...は、嫌だなぁって感じることは、しばしばあるんです。だから、わざわざ出向いてくださった高校生の皆さんには、感謝です。そして、データとしてではなく、旅として、今日の経験をどこかに残してもらえれば幸いだなあと、感じています。仙台発盛岡行のバスの中、皆さんでどんな話をしていったかなぁ...。何はともあれ、わざわざ来ていただいたことに、感謝します。ありがとうございました。

別姓を考える会の相談会を終え、藤崎に行きました。今度、学校に、工芸家のSさんをお呼びする予定なんです。そのSさんが、藤崎の工芸展に出店しているということで、行ったんです。いろんな話ができて、教室での予定も見えて、僕は安心しました。6年生のみんなが、どんな関わりをするか、ん〜、楽しみです!

藤崎を出て、連れ合いのぴよさんととんかつとまとに行き、食事をしてから、僕は名取。介護の仕事をして、最終の一つ手前の列車で帰りました。気付くと、カエルの声が聞こえない雨の夜でした。カエルくんたちは、ちゃんと春の準備ができたのでしょうか。

写真は、昨日の上野の熱気球と、それを撮影するサイクリストです。