昨日へ     2002年11月17日   明日へ 三本木のケヤキ

今日は、仙台でイラク戦争反対のデモがあるというので、行きました。連日、あれこれと文書を書いたりする仕事に追われ、ろくろくプラカードも作れませんでした。去年クーピーペンシルで描いたイラストを持っていこうかと思いましたが、やっぱり今回は今回で作ったほうがいいよなぁと思いました。出かけに、クーピーを探したのですが、ごちゃごちゃ部屋の中からは、ぱっと見つけ出せません。仕方がない。僕は12色のクレヨンと、スケッチブックを持って、駅に走りました。

僕は、基本的に表現者ですので、人前で話したり、歌ったりすることが、仕事と思っています。仙台へ向かう電車の中で、ふとあるアイディアが浮かびました。仙台の公園ででもスケッチブックにデモ用のイラストを描こう、と思っていたのを変更して、電車の中で描くことにしたんです。

ベンチシートの電車は、そう混んではいませんでしたが、一通り席が埋まっている感じでした。僕は、F6号のスケッチブックを広げました。隣と前の高校生が、注目しています。僕は、黄緑と緑そして水色を基調に「私は、反米です」と、でっかくきれいに描きました。隣に座ったおじいさんとおばあさんが、「おい、見てみろよ」と笑っていました。誰にも見られないなら、意味ないからなぁと考えながら、僕は、塩釜でおばあさんに席を譲るまで、クレヨンを楽しそうに走らせました。クレヨンでも、クーピーでも、色を重ねるのが、楽しいんです。これも、一つのアクションでしょうか。

デモは、思ったよりも人が少なくて、少し残念でした。でも、子どもたちと歩けて、楽しかったな。僕が去年描いたスケッチブックのページに興味を示していたので、びりりと破いて渡しました。子どもたちは、それを手に、楽しそうに歩いてくれました。一番町には、たくさんの人がいたので、たくさんの人が、戦争について考えてくれたことでしょう。何もないままに、日常が変えられていくことは、やっぱりよくない。「デモ」というだけで、何やらカゲキなようですが、自分の思いを表現する場・手段は、持っていたいものだと思っていますよ。

デモの後で、エルパーク仙台で「別姓通信」の印刷・製本・郵送作業。今回は、一人ぽっちでの仕事を覚悟していたのですが、Sさんが来てくれて、うんと嬉しかったです。やっぱり、誰かと話ながらのほうが、いいんです。一人だと、体力的にも、そして気持ちの上でも、疲れてしまうんです。

夕方から、名取に向かい、介護。帰りは、いつもよりも遅い電車。つい買ってしまった新発売のビールを飲みながら、「鞠花」って「マリファナ」って読めてしまわないかなぁと、そんなこと心配していましたっけ。

上の写真は、一昨日の三本木のケヤキ。毎朝、眺めるいい感じの木です。