今日は、仙台からアクセサリーの工房「れんげ畑」を主宰しているSさんとAくんをお招きする日。みんな、朝からうきうき状態でした。Sさんは、車椅子に乗って生活しています。僕は、学生時代に介護に入っていました。介護以外でも、あちらこちらで会うことがあり、学校に来て6年生にアクセサリー作りを教えてもらえない?とお願いしたんです。Sさんは、快諾してくれて、今日を迎えました。
今回、お願いしたのは、僕の学校の総合的な学習の時間(6年)が、福祉教育となっていることが背景にあります。これまでは、目隠しをして歩いたり、膝が曲がりにくい装置を装着したりして、いわゆるキャップハンディ活動(「障害」のある人の疑似体験)をしたり、特別養護老人ホームを訪問したりしていたようです。僕は、「障害」の学習をすることは、「その人」と出会うことを阻害しかねないと考えます。だから、キャップハンディ活動などには、積極的でありません。ときに予備知識が、その人との出会いを妨げることもあるのではないかと、考えるからです。どんな人とも、ちゃんと出会うことが、何よりも大切だなぁと、考えます。
そんなわけで、Sさんに来てもらうことにしました。講演をしてもらうよりも、一緒に何か活動をする・一緒に過ごす...そこが大切と考えました。「障害」への理解とは、素直に人と接する気持ちがあれば、何とでもなると思うんです。
さて、Sさん・Aくんをお迎えしての今日は、本当に楽しかったです。6年生は、そろそろ10時だから来るぞと、迎えに出て、車の色は何色か予想バトルをしたりしていました。初対面の人にも、壁を作らず接することができる15人。みんなのことが、ますますますます好きになりましたよ。
上は、SさんAくんを囲んでの記念撮影。また、どこかで会ったとき、今日みたいに普通に話せるといいね。
SさんAくん、どうもありがとうございました。