白石のHちゃん、おめでとう! このサイトを、たぶん見ていないと思うけど、おめでとう! 僕が担任した人で、たぶん君が一番初めにお母さんになった人。君の結婚式のことを、秋にお母さんになったことを、学生しているMちゃんからの電子メールで知り、僕はうんと嬉しくなりました。
僕は、すぐに君のむつけた顔を思い出しました。悔し涙を流しながら、怒った顔をしているHちゃん。君は、よく涙を流す強い子でした。ああよくいじわるをしていた少年たちは、今どうしているんだろうなぁ。木造校舎、タイヤを積んだ校庭の遊具、紙で作ったお面...。ああ、いろんなことを思い出すなぁ。今は改築されたあの学校の廊下って、今思うと結構長かった。あの木の廊下は、ぐにゃんぐにゃんと揺れたよね。
君たちと一緒に過ごした頃って、僕が二人暮らしを始めた頃で、ある意味とても落ち着いた、いい時代でした。学校教員の仕事にも、白石の町にも慣れ、田町の借家に、たくさんの友達が集った時代でした。ああ、あれからもう10年以上たっているんだなぁ。Hちゃんがお母さんになったことを知り、僕は教員の仕事を、一サイクルさせた思いです。ちょっとした節目かな。
いつかどこかで、Hちゃんの子どもに会えるといいな。あの頃、スポーツ刈りがった僕の髪は、いまはちょんまげなので、君は驚くかもしれないけれど、僕はあいかわらず、さらばたしをみんなで楽しんでいる小学校の教員です。きっとあんまり変わっていないですよ。
教えてくれたMちゃん、ありがとう。君が教えてくれなかったら、分からなかった。教えてくれたから、感動できた。とってもとっても感謝です。これからも、細く長くつながっていてくださいね。
写真は、2001年11月17日の白石での一枚です。