昨日へ     2003年05月26日   明日へ

指導主事訪問など、あれこれと行事が詰まっているこの頃ゆえ、ちょっと遅くまで仕事をしていました。修学旅行先の体験活動のことで、旅行業者と電話をしていたら、職員室が揺れました。まあいつものことだと思い、「あっ、地震ですね」と言いながら、話を続けていたのですが、揺れは簡単に収まりません。それどころか、すごい音を伴い、机が動いてしまいました。「こりゃひどそうなので、切りますね」と電話を置きました。冷静な自分に少し驚きました。職員室の机に逃げ込む先生もいました。...それが、正解ですね。かなり大きく長い地震でした。

40秒くらいあったでしょうか。収まっても、また来るかもしれないと、気持ちは不安でした。職員室にいたメンバーで、校舎を点検して回りました。家庭科の茶わん・理科のビーカーなどが、いっぱい割れました。ガラスケースの中のトロフィーなどが、ぐちゃぐちゃに倒れました。職員室の茶わんも割れました。窓ガラスは、幸い大丈夫でした。

みんな電話を掛けましたが、つながりません。しばらくして、管理職の先生以外は、帰りました。僕は、きっと家は大変なことになっているだろうと、不安でした。ときどき余震があり、また大きくなるかもしれないという心配が、気持ちを暗くします。伊場野のあたりから見る松山町が明るく感じられ、もしも火事だったらどうしようと考えました。

家には、もう連れ合いのぴよさんが帰ってきていました。被害は思いの外ありませんでした。収納していたものが、飛び出てきて、散らかっていたらしいのですが、ほとんど片付けてくれていました。タンスが移動していたのには、驚きました。しかもタンスの下には、電話線が挟まっていました。タンスは、跳んだんですね。跳んだときに、電話線が挟まったんです。重いものほど、大きな動きをするかもしれないと感じました。

いろんな方から、大丈夫ですかと、お見舞いのお頼りを頂きました。大丈夫ですよ。ありがとうございました。

写真は、図工で蔓を結び始めて一時間目の一コマです。