今朝起きたら、いい天気でした。介護はあるものの、他に差し迫った予定は入っていません。僕は、バイクでどこかに行こうと思いました。例によって、あんまり行く先を吟味しないまま、準備して、さあ出掛けよう!...盛岡でじゃじゃ麺? 白石で中華亭? 大石田・次年子でそば? はたまた日本海を見てくる?...と、そんな感じでヘルメットを被ったのですが、何となく別なアイディアが浮かび、ヘルメットを脱ぎました。自転車で海に行くことにしたんです。思い立つと早いです。早々に、着替えて、タンクトップに、長いこと履いている紫半ズボンで、出発です。
松山町の、鳴瀬川沿いの集落に向かいます。小麦がすっかりいい色です。僕は、細い道を選び、遠回りでも自動車と一緒に走らないで済むコースを選びました。涌谷に行く道をまたぎ、鹿島台の鳴瀬川沿いの、田んぼ道を行きます。
鹿島台で、鳴瀬川を渡り、石巻方面に行くような気持ちでいたのですが、たまたま僕が走っていた道は、石巻に行く国道の下をくぐる道でした。じゃあ、予定変更です。僕は、そのまま鳴瀬町へ向かう道を行くことにしました。奥松島の海を見ることにしたんです。
吉田川を見ながら、走ります。いつも自転車で走るとき、ギアを高くして、スピードをだそうとしてしまう僕です。結局、膝を痛めてしまうことが多いので、今回は、めちゃくちゃたらたら運転。補助車が付いているちびっ子自転車に追い越されそうな速さでした。出がけに、冷蔵庫にあったルイボスティーを空きペットボトルに入れ、ちびちびやりながら、ペダルをこぎました。吉田川を見ると、結構大きめの魚が、ぴょんぴょんと跳んでいました。あれは、何だったんだろうなぁ。
野蒜海岸を越し、水上バイクの騒音に辟易しながら、大高森に着きました。初めて登りました。ああ、初夏の霞です。ぼんやりとした感じ。ちょうどお昼ということもあり、お弁当を広げている人たちがいました。今度来るときは、僕もそうしよう。大高森を降り、ちらしが貼ってあったのを見て、近くの水産工場脇の食堂で、しゃこめし定食を食べました。ホタテの刺し身、シジミのみそ汁、小女子と若芽のあえものも付いて700円は安いです。とくに、シジミのみそ汁がおいしくて、僕はお代わりしました。「お客さん、自動車じゃなかったでしょ」と声を掛けられ、お話しました。シジミのエキスを飲ませてもらったりしました。肝臓にいいんだそうです。うんと、濃いのに、妙にすっきりした感じでした。
1時に大高森を出て、またちんたらとペダルをこぎます。同じ道を帰りたくないので、一瞬国道を走り、鳴瀬町役場の前を通り、南郷への道を行きました。風は海風。少しだけ後押しをしてくれます。田んぼを眺めながら、歌を歌いながら、行きました。南郷では、これまた細い道を選んで行きました。牛くんがいっぱいいました。
鹿島台で鳴瀬川を渡り、すぐに堤防沿いの道を行き、松山町に入ってからは、田んぼの真ん中コースで、東北本線を越えました。家に着いたら、3時でした。膝が、少し痛くなっていました。タンクトップの跡がすっかり赤くついていて、シャワーを浴びるとしみました。
早い夕飯を食べ、5時前の電車で仙台に向かいました。いつものように、駅前のでっかい本屋でパトロール。監視社会についての本がほしかったのですが、あたらしい憲法のはなしの本を買いました。この頃、購買意欲があるのかもしれません、LLのビキニがあっちので買っちゃいました。やっぱり、水着は、楽なほうがいい。
介護先の名取に、8時過ぎに着いたら、何と、別の介護者がいるじゃありませんか! 僕は、本来なら先週がいつものローテーションのところを町内会の球技大会で、代わってもらいました。今日、その代わりに介護のつもりをしていたのですが、ああ、別な人がやってくれることになっていたのね!! よく確認もしないでやってきて、結局ちょっとだけおしゃべりして帰りました。いやはや、何てこったぁ!
帰りの電車で、iBookでいっぱい原稿書きをして、10時に着きました。いやはや、お疲れさんな一日でした。