昨日へ     2003年06月26日   明日へ

スキンシップって、大切なんだなぁと、この頃よく感じます。

一昨年、この学校に転任してきて、5年生の担任になりました。担任発表があった始業式を終え、教室に戻るとき、出会ったばかりの5年生が手をつないできて、僕は驚きました。そして、ほっとしました。あの感覚を思い出すのです。

今年の6年生は、この頃やたらと1年生・2年生をおんぶします。思い起こせば、4月当初「おんぶしてやるもんだよ!」と、僕が話していたということもあります。けれども、何といいましょうか、おんぶをするされるということで、みんなお互いにほっとしているようなのです。「暑い!」「疲れた!」と言いながら、みんな満足そうなんです。最初は、Pくんだけだったのに、この頃はみんながみんな、安心してくっついています。いい感じです。

考えてみれば、人に触られるということは、ときには脅威です。恐ろしかったり、嫌だったりすることもあるでしょう。逆に考えれば、触られるのがうれしいときって、きっと信頼関係ができているときと言えるかもしれません。また、触り合うことによって、信頼関係を確かめているのかもしれません。

「おんぶしてあげるよ」と言って、「嫌!」と言われるかもしれない、そんなドキドキを胸に、きっと6年生は1年生・2年生のところに行き、「わぁーい!」と背中に乗っかってくることによって、ほっとする...。ああよかったね、6年生のみんな。6年生は、1年生・2年生に「6年生」にしてもらっているんです。いやはや、感謝です。

それにしても、6年生のみんなの僕に対するスキンシップは、ちょっとやり過ぎです。もうみんな、11.12歳なんだからねっ。

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