昨日へ     2003年06月28日   明日へ

昨日、連れ合いのぴよさんのお父さんが、千葉から来たんです。昨晩、あれこれとお話をして、今日は、三人で遠野に行くことにしたんです。当初は、障害者プロレスの公演を見に行く予定でしたし、企画を頑張っている知人には「行くからね!」と言っていたのですが、来客があるときは仕方ありません。ごめんなさい、iさん。

さて、久しぶりの円いハンドルを手に、雨の中を走り出しました。東北道に乗り、前沢で一休みして、北上江釣子で降りました。修学旅行と同じ道です。遠野に着いて、博物館に行きました。これまた、修学旅行と一緒。それゆえに、まるでガイドさんって感じで、あれこれとお話できました。博物館の感想ノートには、僕と6年生の何人かのサインが残っていました。少し、くすぐったい感じ。

修学旅行では行かなかった伝承園に行きました。昨年は、一人バイクで訪れた伝承園。今日は、雨の中、ひっそりとしていました。おしらさまのところに行きました。やっぱり、ぎょっ!としたそうです。迫力です。確か、去年の僕は、戦争が起きませんようにと願ったのですが、実際には、よくない時代の展開が続いているところです。今回も、この星から人殺しと差別、貧富の差がなくなることを、願ったのですが、願うよりは、自分で動かないとダメだよなぁと、思っています。おしらさま、一緒に闘いましょうね。

伝承園を出て、千葉さんの屋敷を見に行きました。雨の中の千葉さんの屋敷は、いつにも増して迫力がありました。何度も訪れたことがある屋敷ですが、暮らしていた人・作った人・その時代の人・今暮らしている人の、魂を感じる佇まいなんです。何度行っても、感じるものがあるんです。

車は、北上を越え、山の中へと入ります。今日の宿泊は、元湯夏油なんです。最初は、僕の好きな後生掛温泉を考え、昨晩電話したのですが、やはり満室。そこで、夏油となりました。三人泊まれるということで、GOです。行く道の狭さ、山の奥深さに、千葉から来たぴよさんのお父さんは感動していましたが、僕は北海道の秘湯を思いながら、舗装しているからまだまだ楽ですよと話していました。

さあ、ご飯の前に、お風呂です。夏油は、僕にとって、元祖すっぽんぽんそのまんま混浴なんです。白石で暮らしていたとき、400ccのディバージョンに乗って、来たんです。そのとき、鯉が泳いでいそうなところに、おばちゃんたちが平然と入っていて、驚きました。

さて、今日も、いやはやすっぽんぽん温泉でした。ファミリーみんなですっぽんぽんで、僕は原始時代的な解放感に浸りました。エッチな感じがしないんです。大らかで、緊張感や見栄や世間体から自由で、とっても魅力的でした。そして、そんなファミリーがとても羨ましかったです。

山の宿らしい食事をとり、ゆっくりしました。夜にまた、お湯に浸かり、眠りました。深く深く、眠りました。

写真は、遠野の千葉さんの家で撮った1枚です。