昨日へ     2003年08月18日   明日へ

どういうわけか、今朝はめちゃめちゃ早くに目が覚めました。午前4時前です。トイレに行って、布団に入っても眠れません。何となく、今日明日の予定が、中ぶらりんで、気になっているのでしょうか。僕は、温泉の本を布団の中で読み、あれこれと考えました。とにかく、何かをしなくちゃいけない気持ちなんです。

この夏休みは、どうも成就感がないのです。休みに入ったと思ったら、宮城県北部連続地震に神経をすり減らし、下北にツーリングに行ってもやはり雨。猫の未来のためにあれこれと悩み、長崎ツアーも台風でキャンセル。歩いて旅しようと思いつつ、体力不足でリタイア。甥っ子姪っ子が来てくれても、雨で何もうまいことできず、何だかどんなこともやりきった満足感を伴わないのです。

今日、明日と、僕は休暇を取っています。天気は、よくないです。よいところはないかと探しましたが、ダメです。Macの修理仕事があり、部品も届いたので、それはそれでやるべきことなのですが、どこかへ行ったほうがいいんじゃと、僕の中の仙人が言うのです。

温泉の本をぺらぺら捲り、湯宿に電話をしました。一つ目は、満室でした。二つ目は、一人泊だと聞き、ダメと言いました。三つ目は、大丈夫でした。じゃあ、そこを目指そう!

昼、福島県の不動湯温泉を目指して、バイク(BMWR1100GS・ジーサン)で、走り出しました。そう、もちろん雨の中を。

大和から東北道に乗って、一気に白石に行き、中華亭のラーメンを食べようと思いましたが、何ということでしょう。渋滞です。仕方ないので、国道4号線をまじめに走りました。いつもの八千代軒でラーメンを食べました。ここは、いいです。ラーメン470円。テレビでは、高校野球。東北高校が2回戦を勝ち進みました。

南仙台の銀行に寄り、以前そこで作った通帳を解約しました。町は少し変わっていました。かつての通勤路、愛島を走り、峠を越えて村田、蔵王町へと走りました。曲竹から下別当、そして深谷。懐かしの児捨川。かつて白石で暮らしていたとき、田町の家でウェダーを履いて、竹の魚籠背負って、50ccのモンキーバイクに乗って、この川に来たものでした。まさに里川。それでいて、渓流。雨のために水量は多かったのですが、僕はバイクブーツでついつい川に入りました。児捨川は、とてもほっとできるいい川です。街にいないトンボが何種類か、小雨の中、はたはたとしていました。黄色いトンボは撮ったのですが、紅いほうはとってもシャイで撮れませんでした。でも、それもまたよしって感じ。何というか、気立てのいいトンボだったんですもん。

白石市役所に用事があって寄りました。中華亭は、もう閉まっていました。そのまま、白石を後にして、越河方面にバイクを走らせました。福島県に入り、藤田で国道から逸れます。かつて飯坂温泉に通った懐かしい道です。変わったところと、全然変わらないところがあって、僕は随分遠くから来ている気分になりました。

桑折。いい町です。坂道の町。ここも、児捨川のように、僕を癒すんだなぁ。飯坂を抜け、フルーツラインを走り、土湯温泉。そこから、山道を4km走って、ああ、不動湯温泉に着きました。写真は、不動湯へ至る林道です。

不動湯温泉を知ったのは、随分前のことです。連れ合いのぴよさんが、大学を卒業するとき、学生仲間とここを訪れたそうです。それは冬のこと。山の下で、「はい」と長靴を渡され、みんなで山道を、雪をこぎながら登ったとか登らないとか...なんか、そんなエピソードが、不動湯温泉との出会いです。白石の学校に勤めていた頃、温泉マニアになり、一度入りに来たことがありました。確か、Diversion400で来たはずです。そのときは、入浴のみでした。鉄泉の朱が印象的です。

あれは何年前でしょう。連れ合いのぴよさんファミリーを乗せた四輪車で泊まりに来ました。みなさん、山道の険しさがとても印象強かったようで、「不動湯みたいな山の中なんです」という説明を、その後何度かしたことがありました。

さて、今回は一人です。入ってすぐ左側。奥の部屋の通されました。ちょっと煙草臭く感じましたが、窓を開けました。いい風が、少し雨まじりなものの、入りました。ふすまの向こうの隣の部屋は、二人連れの様子。ずっと、テレビがかかっていました。さて、まずお風呂です。

お風呂は、鉄泉の内湯、単純泉の内湯、硫黄泉の露天風呂、そして女性用の内湯が二つです。傾斜の途中にそれぞれあるんです。急で狭い階段を僕は降りて、一番下の露天風呂に向かいました。

露天風呂は、二三人も入ればいっぱいなんです。途中、若いカップル二組とすれ違いました。こりゃあ、空いていると思っていったら、カップルが入っていました。一緒に入っちゃうわけには、ちょっといかない感じでした。覗いていると誤解されないよう、僕は脱衣小屋の横で待ちました。しばらくして、上がってきたので、交代。僕は、暗い雨降る森の空を眺めながら、ゆっくりしました。30分くらい、だらりとしていました。カエルくんが、鳴いていました。歌っていたのかもしれないなぁ。

ご飯の前に、ちゃんとお風呂に入りたかったので、次に単純泉です。行くと、さっきのカップルです。男性は、僕より少し上って感じ。女性は、20代でしょうか。夫婦ってわけでも、恋人同士ってわけでも、兄妹・親子ってわけでもなく、同僚って感じでしょうか。女性は、僕が入ってもあっけらかんとしているものの、夏油温泉のときのような「原始、女性は太陽であった」みたいなおおらかな感じではなく、ちょっとエッチっぽかったです。そんな二人が上がっていき、僕はゆっくり髪の毛を洗いました。

ご飯は、部屋食です。ある意味典型的な山温泉の食事って感じ。そのうちに写真を掲載しましょう。ビールを飲み、つい冷酒も飲んじゃいました。寝る前に、もう一度お風呂に入り、布団に入ったら、いっぱいいっぱい夢を見て、翌朝になりました。

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