昨日へ     2003年09月30日   明日へ

告白します。僕は、退職のタイミングを考えています。今の仕事は、とてもやりがいがあるし、子どもたちと一緒に過ごせる空間は、子どものいない僕としては、かけがえのないもの。大変なことだらけだけれど、いい仕事だと心から思っています。

けれども、僕が教員をやめることを考えるのは、僕に残された時間を思うからなんです。念のため、言っておくけれど、今日明日に、仕事をやめるわけではないんです。そのタイミングを探っている、探り始めているということなんです。まあ、慌てはしないというわけです。

僕には、子どもがいない。連れ合いは、仕事を持っている。住む場所もある。そして、僕にはやりたいことがいっぱいある! 60歳まで、健康でいられるか。60歳から、やりたいことを始められるか。60歳で、後悔しないか。僕は、60歳まで待たない選択をしつつあるんです。

国境を越える。知らない人たちのなかで暮らす。旅をし、冒険をする。全然知らない自分と出会う。予定されない明日を暮らす...「そんなのは現実的ではない」と、きっと誰かが言うでしょう。そうかもしれません。後悔したり、苦しい思いをしたり、死んでしまったりするかもしれません。きっとそうに違いありません。でも、ならばなおさら、60歳からでは、きっと遅いんです。

ただ、一つ思うことがあります。誰かが僕の教員という仕事を奪おうとしたら、やめさせようしたなら、きっと僕はやめないでしょう。やめるのと、やめさせられるのとは、大きな違いがあります。徒歩貧乏旅行をするのと、延々と歩かされ続けるのとは、全く違うのと同じです。先日の全金本山労組の集会で、労働者として生きる誇りも、あらためて学びましたし。

もうすぐ39歳の僕です。父さん、父さんが39歳の頃、父さんの未来はどんな風景でしたか? 父さんの夢は、どんなものでしたか?

写真は、昨日学校帰りに見つけた夕方の虹です。薄く儚いけれど、きっと僕以外の誰かも、虹を見つけて一日の労働を少し癒されたことでしょう。

昨日へ        明日へ