昨日へ     2003年10月01日   明日へ

この頃、よく夢を見ます。長い夢です。よく覚えていないのですが、とても現実的な、夢っぽくない夢です。睡眠時間は、とても長く、朝早く起きることもありません。疲れているのでしょうか。首が少し、こっています。

しばらく、駅前シンガーもしていないし、部屋でもあまり歌っていません。たまに、ギターは鳴らしますが、以前のように1時間以上弾くことは稀です。

でも、何となく歌のヒントは、いっぱい浮かぶこの頃です。歌のヒントというよりは、自分の思いが、文字になりやすいという感じでしょうか。バイクに乗っていて、浮かんだものが、降りてからも記憶の中にあり、メモするまで生きていてくれるんです。たとえば、こんな歌のヒント...

種を蒔くのではなく 種になる
草の根ではなく 草の種
どこからか来て どこにでもいる
草の種芽が出るといいね。

簡単に、育児された世代が
簡単にしか、育児できない
コンビニエンスな育児。

蛇使い
平均台乗り
じゃんけん名人、
兵役拒否。

学ぶ力より学ぼうとする力。
学ぼうとする力より
夢みる気持ち。
夢見る気持ちを
育む大人社会。

そぞろ、さすらいながら
あなたの、しあわせを、祈ります。
長い橋を渡り、信号で立ち止まり、夜の雲を見上げ、
静かに茶碗を洗っているあなたの、しあわせを、祈ります。
そぞろ、さすらいながら
雨宿りの夜をあかし、地下鉄のホームで凪を待ち、
布団に入ってから、蛍光灯の紐を引き、ゆっくり寝返りを打つ、
あなたの、しあわせを、祈ります。

今日の写真は、何だか分かりますか? 分かる人にしか分からないだろうなぁ...石炭ストーブの中です。2000年に夕張に行ったときに、清水沢小学校の古校舎で、だるまストーブを見つけ、その中を覗いて撮った一枚です。夕張第一中学校では、技術室とか、美術室とか、ずっとストーブを点けているわけじゃない教室のストーブ点火を、生徒がしていました。新聞紙少しと、オガライターと、薪数本と、マッチ数本。うまいこと配置して、石炭くべて、うまいこと火が落ち着いたときの、あの感覚は、なかなか忘れられません。掃除のときに、アクをデレキで全部落として、アク取りガンガンに入れて、学校裏のシホロカベツ川に捨てた記憶。あのとき、まだ熱い燃えカスが、雪にじゅじゅ!と音立てる感覚も、なぜかまだリアルです。

秋分を過ぎた途端に、ぐっと寒くなってきたこの頃です。

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