劇がうまく行きません。どうも、暗いんです。辛いです。演技指導は、厳しい僕です。けれども、台本を作ったのは、僕。素晴らしいギタリストがいたとしても、曲が駄目なら、素晴らしい演奏は期待できません。曲が駄目なら...台本が駄目なら、素晴らしい演技は期待できないのです。役者の少年少女に「よくない!」と言いながら、その言葉はそのまま自分に帰ります。「この劇、よくない!」
反省です。まるで、服を作るのが好きでたまらない親が、へんな服を作り、無理やり子どもに着せて、たくさんの人の前に出ろと言っているみたいな感じです。服を着るのは、自分ではなくて、子どもなんです。子どもは、そんな服でなくて、既製品のいわば普通の服のほうがいいのに、恥ずかしいお手製の服を着せられる。そして、着方が変だとか、もっときちんと着ろとか言われる...。
劇がうまく行かない中、子どもたちにそして5学年の先生に「申し訳ない」と、謝りたい感じになるんです。ああ、変哲もない、普通な脚本を、どこかから見つけて来ればよかったかもしれない...。
写真は、劇で使う自動販売機を作っているところです。