昨日へ     2003年11月11日   明日へ

今日は、昼から仙台に出張です。宮城教育大学付属小学校の授業公開に参加するためです。雨の中、四輪車で向かいました。附属の公開に以前参加したときは、それはそれはたくさんの人がひしめき合う感じだったので、校門前で駐車場を尋ねたとき、守衛さんが「この奥です」と、車止めをうんしょうんしょと移動させていて、僕は驚きました。「あれっ? 今日じゃなかったっけ?」 駐車場には、車はほんの数台しか止まっていません。何となく不安に思いながら、実習棟に行くと、受け付けはありました。靴箱には、まるで転勤してきた先生を迎えるかのような名札が付いていて、ああ確かに僕の名前...しかしこの少なさは...という感じでした。

控え室に行き、分かりました。今日は、社会科と音楽科の授業公開があるのですが、以前のような公開研究会とは違うものだったようなのです。コンパクトな授業公開。音楽科の授業参観者は、僕を含めて3名。驚きました。

附属小学校は、とても懐かしい雰囲気です。僕が初めて「せんせい」と呼ばれたのが、ここだからです。大学3年生のときの基礎実習で、1年1組に配属されました。あの頃、僕の気持ちの中には「教員にはならない」という思いが支配的だったのですが、子どもたちと過ごして「やっぱり、教員っていいかもしれない」って、感じたんです。

実習仲間がいっぱいいたので、そこでのやりとりも懐かしいなあ。大学1年のときに、デートをしたことがあった女の子。結構いい感じの日々もあったのですが、付き合い続ける感じじゃなくなりました。話をすることもなくなったその女の子と、何と同じ1年1組になったんです。ぎくしゃくするかなと思ったけれど、そんなことなく、さばさばしていて、嬉しかったな。しかしながらそのとき僕は、別な大学の女の子と付き合っていました。どうもいずかったなぁ。ほろ苦い感じ。青春って感じ。運動会の日、別な大学の女の子が、お弁当を作ってくれたんですが、それを開けるのが何となく後ろめたい思いがありました。今もリアルに覚えています。1年1組の女の子は、独特な芯の強さと個性があって、魅力的でした。遠藤賢司のカセットテープをくれた彼女。彼女も僕同様、中年真っ盛りでしょうが(今は一つ年上ですが)きっと元気に過ごしていることでしょう。

さて、今日の授業です。5年生の音楽の授業を見ました。リコーダーを使った時間でした。子どもたちの力の大きさを感じました。また、僕ならばこうするなぁという感想もいろいろ持ちました。授業後の検討会。附属小の先生方、助言者の大学の先生方、そして今回参加の3名。研究について、授業について、歯に絹着せぬ討論でした。僕も2回ほど発言しました。よかったところ、もっとよくなるところ。課題をあいまいにしない討論は、有意義でした。ただ、眺めるだけの雑踏の中の公開授業のつもりで来たのですが、思いのほか主体的に参加できて満足です。ありがとうございました。

夕方の仙台の道を、四輪車で走りながら、やっぱり都会は嫌じゃ嫌じゃと、感じました。

写真は、今日の附属小学校です。

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