今朝、連れ合いのぴよさんは、お父さんお母さんに会うために東京に向かいました。僕は、四輪車で松山町駅まで送りました。雪が舞い、タイヤが雪を踏む音が、心地よかったです。
11時から加美町図書館で映画の上映会でした。ドキュメンタリー映画「闇を拓く光の詩 風の舞」。ハンセン病強制隔離を描いた作品です。詩人・塔和子さんを中心に、とてもよくまとめられ、また胸にぐぐっと来るドキュメンタリーでした。観客も100人を超えていたのではないでしょうか。視聴覚ホールが、いっぱいになりました。上映委員会のみなさん(知り合いの保健室の先生方)、よかったですね。そして、ありがとうございました。
大江健三郎をよく読んでいた高校時代の僕は、「隔離」の一点において「障害児」教育に対して批判的でした。基本的には今もそれは変わっていないのですが、隔離されていたハンセン病のことをあまりにも知らなかった自分が、恥ずかしかったです。これからも、あちこちで上映会があると思います。ぜひ、あなたも足を運んでください。
映画を見た後、僕は四輪車を西に走らせました。薬來山で、雪合戦の県大会があるんです。今日は、僕の学級のみんなも出場しているんです。西に向かうに従って、どんどん雪が深くなり、夕張のようでした。薬師の湯を越して、スキー場横の会場にたどり着きました。
ちょうどみんなが活躍しているところでした。2チーム出場しているところ、2チームとも決勝に上りました。保護者の皆さんもいっぱい来ていて、にぎやかでよかったなぁ。豚汁とおにぎりをごちそうになったりしました。ちなみに、雪合戦と言っても、いわゆる「おあそび」じゃあないんです。ちゃんとしたルールがあり、玉も決められていて、みんなヘルメットを被って、やるんです。いやあ、ちょっと僕には向いていないかな。
表彰式を終え、写真を撮り、会場を後にしました。そうそう、決勝戦は仲間同士での試合。どうなるかと思ったんですが、いろいろとどんでん返しがあって、見ている分にはおもしろかったです。試合の後、みんなと話したらやっぱり悔しい人は悔しいんですよね。そういうのも、またよしって感じかな。
僕は、宮崎から上多田川に抜け、そこから岩出山に抜けました。山道は、いいです。岩出山から、川渡へと国道を走り、久しぶりに藤島旅館に行きました。ゆったりじっくりと温泉に浸かりました。湯気で、何も見えないような浴室で、いっぱいため息を付きました。
帰り道、何となく立ち読みをして、何となくケンタッキーに寄り、家に戻って、何となく昔見た「時計じかけのオレンジ」(スタンリー・キューブリック監督)を見て、ビールを2本飲みました。やっばり、一人だと物足りない感じの夜でした。