昨日へ     2004年02月09日   明日へ

この頃思うこと。ヒトは、だんだん待てなくなっているということ。もう少し、待ってもいいのに、すぐに結果を求めてしまうということ。「求めてしまう」というよりも、それが当然と感じられているのかもしれません。スピードが速いのが普通になってしまうと、それよりも遅いことにイライラしてしまいます。ゆっくり考えたり、迷ったり、立ち止まったりすることが、ときどき無駄として、排斥されます。

かつて「ボタン」とは、服の布と布を合わせ留めるものでしたが、今日「ボタン」と言えば、押すもののほうが主流かもしれません。押すと何かが起こるというもの。何かを起こすボタンには、何かを起こすための装置が繋がっていて、その装置の中では様々な働きが生じていて、その結果として何かを目の前に提供するのですが、この頃のヒトは「押す」という行為と「結果」としての現象にしか興味はないんです。途中のあれこれは、別に知らなくたっていいし、知ったところで「無駄」とあしらわれがちです。

ヒトの、面倒くさい病は、今後どうなっていくのでしょう。学習発表会での劇「ジイダ・ジイダ・マカナ!」にはいろいろと賛否のあるところでしょうが、またこの頃、あの劇を書いたときの感覚を新たにするんです。

写真は、僕が中学生の頃(1978年頃)に撮った、夕張・福住の馬そりです。あの頃ののどかな時間の流れは、もう戻らないのでしょうか。

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