昨日へ     2004年03月10日   明日へ

婚外子差別を問うた田中さん福喜多さんの裁判の地裁判決が出ました。不当判決ながらも、戸籍の表記に問題ありという評価は、一歩前進とは言えましょう。しかしながら、婚外子の「女」「男」という表記を「長女」「長男」に表記するというのは、とても違和感があります。「長〜」とか「次〜」という表記・考え方自体がおかしいのに、「婚外子にも、ちゃんとした長〜という表記をしてあげる」みたいな感覚が垣間見られます。婚外子も婚内子も、みんな「女」「男」でいい! そもそも、戸籍なんて、なくたっていい! そんなことを僕は考えます。今回の政府の考え方は、外国人登録法でひとり一人ではなく「世帯ごと」で行こうとした発想に、とてもよく似ています。僕は、戸籍上に載っていますが、まつろわぬ民でありたい。自由を、あきらめない。僕は人間で、だれから「人間として認めてやる」と言われなくても、人間。そんな許可や管理や支配をする者たち(そしてそんな社会)には、絶対に流されないよ!

写真は、今日の薬來山です。たぶん最終組になる白鳥たちが、田んぼではぐはぐと栄養を付けていました。

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