昨日へ     2004年03月12日   明日へ

今日は、卒業式の練習はしませんでした。みんな、練習なんかしなくても、うんと集中して、うんと頼もしくて、いい感じなんです。もう、担任としては、こりゃあ当日はまずいぞって感じなんです。

1時間目は国語。前から予告していたように、ディベート。でも、時間が足りなくなって、ディベートにはならなかったなぁ。「宿題があったほうが、子どものためになる」というお題。みんなからは、いっぱい意見が出されました。後半に、別なこともみんなに聞きました。「勉強はあったほうがいいか」 いろんな意見。「学校はあったほうがいいか」 これまたいろんな意見。手を挙げてもらうと半々くらいでした。次に「お金はあったほうがいいか」これは、お金を存在させるかさせないかという意味です。お金があるからお金持ちってできるんじゃない?といろいろ煽る担任でしたが、これも半々くらい。いろんな意見が聞かれました。最後に「武器はあったほうがいいか」 身の危険を避けるのに一人ひとり銃を持ったほうが、安全ではないかと、問いました。でも、ほとんど(全員ではないです)が、ないほうがいいという意見でした。なるほど、武器は結果を急ぐからね。武器は話し合いを持たせなくするからね。時間の最後に、話しました。説得力を持つことばを身に付けること。誰かから借りてきたものではない、自分のことばを持つこと。「自由研究とかで、ただ何かを写したものを読んで、質問されても答えられない。おまけに漢字が読めない...なんてことなかったかい?」と聞くと、何人かにやにやしていました。自分のことばを持つとは、自立するということ、流されないということ。なかなか大変でも、今も僕は追求しているところです。

2時間目は卒業ビデオをみんなで見る予定でしたが、ごめんなさい、ビデオカメラをテレビにつなげるケーブルが見つからず、変更。みんなの小さい頃の写真をでっかいスクリーンに映して、あれこれとおしゃべりをしました。ああ、みんなかわいかったなぁ。今もかわいいけどね。

34時間目には、大掃除。これまで使ってきた椅子や机をぴかぴかにしました。その後で、窓拭き。本当は、3時間目で全部終わらせて、4時間目はそれぞれで過ごせるようにしたかったのですが、みんな、それはそれは働き者で、結局昼までやりました。昨日の帰りの会で、明日(今日)の時間割りを黒板に書きながら説明をしました。「34時間目に予定していた卒業式の練習はしません。みんな、いい感じだったよ。そこで、天気が良ければ...」と言ったとき、みんなうきうき顔でした。「そこで、天気が良ければ...大掃除をします」と僕は言いました。いじわるをする意図はなかったのですが、みんなブーブーでした。「天気が良ければ...散歩に行きましょう」とか言うと思ったんですね。しかしながら、みんな気持ち良く働く人ばかりで、いゃあ、いいなぁって思いました。僕はみんなに頼みました。「卒業前に、あんまり素敵なところばかり見せないでよ」 にやにやしている少年少女は、きっと卒業式で僕が泣くことを確信していることでしょう。

5時間目は、かねてからみんなから要望されていた卒業を祝う会の出し物準備時間。今日は、そのリハーサル。内容はまだここでは言えませんが、これまたみんな頑張ったんだなっ。チームワークのよさが、光ったなっ。なぜこれまで、この素晴らしさを発揮してこなかったんじゃ!と、文句も言いたくなる担任でした。

6時間目は、コンピュータ。これまでの写真を自分フォルダに入れていて、それをCD-Rに焼いて、余裕がある人はラベルも作って、貼って。もうすぐに持ち帰りで、家でCDが見られる人は、きっとこの週末に、おうちの人と一緒に、こんなことあった、あんなことあったと、振り返ることでしょう。

例によって、下校時刻ぎりぎりまでいるみんなです。いつも「また明日!」って、声を掛ける僕です。みんなも、元気にいい感じに「さようならぁ」とか「じゃあねぇ」「バイバイ」とか言います。はっと気付いて言いました。「ありゃ、また来週って言うの、今日が最後だよ」 最後まで残っていた女の子たち「あらそうだねぇ。じゃあ、また来週!」 ああ、来週の今日、みんなはもう卒業生です。

写真は、昨日の卒業式の練習での1枚。もうすぐお別れの6年生。

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