昨日へ     2004年05月28日   明日へ

早朝除草の日です。昨晩は、何だかんだ言って10時半に布団に入りました。今朝は、4時半には起きるつもりでした。自動起床人間の僕ですが、念のために目覚まし時計を連れ合いぴよさんから借りました。カーテンの向こうがうっすらと明るく、デジタル時計が何時30分かを差しています。おお、ちゃんと起きたじゃんと思ったら、3時30分。1時間のフライングです。このまま眠ると、1時間後には起きられないなぁと、あれこれ考えごとをしているうちに4時になり、起きました。オレンジを食べ、ぎりぎりよりはよかろうと、4時40分頃、家を出ました。誰もいない朝。バイクで走るのは、何という快感でしょう。北海道の夏の朝のようだと、鳴瀬川沿いを走りながら思いました。

結局、めちゃめちゃ早く学校に着き、校舎が開いていなかったので、アプローチ広場でiBookを広げて、メールチェックをしました。アウトドアは、快適です。

早朝除草作業。僕は、いつもの草集め。刈られた草を集めます。もくもくと仕事が進み、6時半には終わりました。ふぅ〜

図工の時間に、ステンドグラス作りを始めました。ステンドグラスと言っても、当然セロファンです。ぱっぱと説明をして、とにもかくにもやりたい意欲がしぼむ前に取りかからせてあげようとするのですが、6年生と3年生では、やっぱり理解する力も違いますね。3年生の幼さに気付き、もっと親切にしなくてはいけないと、感じ入りました。

学校を出て、帰宅。iBookを置いて、少し身軽になって、古川で行う、教職員組合の支部大会に向かいました。これまでの総括と方針を討論するのですが、僕としては不十分さをとても感じ、発言しました。教職員評価制度攻撃をはねかえし...とあるのですが、どんなふうに闘うかが、明確じゃなく、分会任せなのです。具体的な闘いを、組合支部として提起しなくちゃ闘えません。ちなみに、僕は《恣意的な長期特別研修をなくす会》のちらしもまきました。こんな内容です。

今こそ、声をあげなきゃ!
教職員評価制度は、いりません。
びくびくぎすぎすは、ごめんです。

■誰のための学校なのかということ。
 私たちは《恣意的な長期特別研修をなくす会》です。私たちは、長期特別研修を強いられその不当性を訴えている戸田慎一さんの裁判を支援しながら、教職員管理攻撃に異議を唱え、活動しています。
 私たちは、学校を「よくしたい」と考えています。私たちが考える学校は、子どもがのびのびと育つところ。たくさんの人がどの子も大切に育むところなんです。
 一方県教委・文部科学省も、学校を「よくしたい」と考えているそうです。けれども、私たちの考える「よさ」と、どうも違います。子どものための学校なのか、「お国」のための学校なのか、そのあたりが違うんです。

■個人のせいではないんです。
 今日、学校を取り巻く状況は、決して「よい」とは言えません。様々な問題があります。それらの問題は、越えられるべき課題です。県教委・文部科学省は、それらの問題を「教職員の資質」が原因と考えています。あえて言うなら、教職員個人のせいにしているんです。「よくない」教職員を排除すると、学校が「よく」なる...。そう考えているんです。
 これは、大きな間違いです。「自分が排除されるかもしれない」という不安は、教職員を萎縮させます。失敗を許さなくします。相談できなくなり、仲間が仲間でなくなり、孤立を余儀なくさせます。分断されます。誰も信用できなくなります。そんなびくびくしたりぎすぎすしたりしている教職員と共に、子どもたちがのびのび成長できるはずがありません。

■納得のいく「教職員評価制度」なんてありません。
 この春、とうとう県教委は「教職員評価制度」を導入する!と動き始めました。県教委は、全教職員を一律に管理し、排除も表彰も自由にできる足がかりを築こうとしているんです。この制度が学校を「よくする」とは、私たちには考えられません。納得のいく「教職員評価制度」などないです。これらの制度は、学校をより一層ぎくしゃくさせるだけ。あえて言うなら「お国」のための学校作りのためにはプラスになる制度。ほら、一人ひとりを大切にすることを謳う教育基本法を改悪する動きと、一致するじゃないですか。

■今、おかしいことをおかしいと、声にしましょう。
 「不適格」というレッテルを貼り、現場から隔離する差別制度があります。その一方で「優秀」であると表彰する制度。私たち宮城の教職員は今、ばらばらにさせられるのを許すか許さないかという地点に立っています。あなたは、これらの制度を「仕方ない」と受け入れますか? それとも「おかしい!」と声を上げますか?

■私たち《恣意的な長期特別研修をなくす会》は、声にしていきますよ。
 私たち《恣意的な長期特別研修をなくす会》は、教職員・他の業種の労働者・市民が集まり、活動しています。この間、何度も何度も県教委・仙台市教委に足を運び、話し合いをしたり、質問状を出したりしています。仙台市で「不適格」教職員排除制度を作ろうとしていた昨年度末には、市内全ての小中学校校長宛にfaxを送りました。忙しい中活動するのは、正直言ってとってもしんどいです。でも、今やらなきゃ、大変なのです。今動かないと、どうしようもなくなってしまうんです。
 「不適格」教職員排除制度も「優秀」教職員表彰制度も、いりません! 
 「教職員評価制度」も、いりません! 
 今、おかしいことをおかしいと、あなたもぜひ声にしてください! 
 いろんな場所から、いろんな方法で、訴えていきましょう!

《今決まっている分の...恣意的な長期特別研修をなくす会のスケジュール》

6月 7日(月)戸田国賠訴訟 
午後4時半より 仙台地裁4階 傍聴に来てください。

6月19日(土)学習会《これが「指導力不足」教員研修の実態だ》
午後1時半より3時半頃まで  仙台市市民活動サポートセンター
・長期特別研修の授業風景のビデオを観ます。どこがどう問題なのか、語り合います。
・戸田国賠訴訟の経過説明をします。何か問題とされているか、
 また保護者・卒業生への聞き取り調査をしてみての状況なとをお知らせします。
・「教員評価」に関わる他都道府県の様子について、学習します。
・終了後、交流会を持ちます。
 主催:恣意的な長期特別研修をなくす会

7月14日(水)戸田国賠訴訟 
午後4時半より仙台地裁4階 傍聴に来てください。

■《恣意的な長期特別研修をなくす会》の会員を募集しています。現在会員は、全国に100名。裁判がある度に発行している「なくす会通信」を郵送します。入会を希望される場合、下記の事務局まで、お知らせください。年会費は、2000円(郵便振替口座 02260−0−62328 恣意的な長期特別研修制度をなくす会)です。
 恣意的な長期特別研修をなくす会のウェブサイトを準備中です。http://www.d3.dion.ne.jp/~kili/(Yahooで「ある小学校教員の毎日」と検索すると、ヒットします)から、リンクする予定です。

結局、執行部で再検討するということになりましたが、管理職の評価研修は、来週です。敏速な対応をしないと、大変なことになります。ああ、課題だらけですなぁ〜

組合の支部大会は、8時すぎに終わりました。その後、地区の話し合いをして、結局8時半過ぎ。やばいなぁ、遅くなったなぁと思いながら、今度は仙台に向かいます。今日、福島瑞穂さんの講演会があり、その交流会に出ることになっていたんです。さすがに、早朝からの活動の疲れが、ヘルメットの中でひくひくするのですが、まあやるときはやらんと!って感じなんです。

仙台には、1時間かからずに着きました。会場のホテルの13階のレストラン。奥のほうに入っていくと、知り合いばかりの顔触れで驚きました。きっと知らない労働組合のおじさんたちばかりだと思っていたんです。でも、別姓を考える会を始めとする、ジェンダーフリーの顔触ればかりです。すぐに席に着き、会話に混ざりました。

DV(ドメスティク・バイオレンス)の話、児童ポルノの話、性のことが多かったのですが、別姓のことも話題になりました。福島瑞穂さんとお会いするのは、初めてではないのですが、僕のことを覚えていてくれて、感謝感謝です。

何だか別姓を考える会の集まりみたいなくだけた話で、くつろぎました。ただ、ある参加された方の外国人に関わる話が、ステレオタイプな差別発言と僕には取れて、ついつい異論を挟みました。ジェンダーフリーを進めようとする人なのならば、いっぱひとからげにレッテルを貼らないよう、気をつけなくてはならないのだと、自分にも言い聞かせたんですけどね。闘う人は、権力以外の仲間に対して、謙虚であらねばならないときも当然ですがあるんです。自分にうぬぼれて、誰かを見下したり、啓蒙してあげようなどと奢ってはいけないのです。

11時まで、楽しく会話をしました。福島さんは、僕がバイクで帰るので、気をつけてねを繰り返してくれましたが、福島さんこそ、明日も明後日も過密スケジュールで、気をつけて!ですね。健康第一。

暗い道を走り、家に着いたのは12時前。仙台市街からの最短記録を更新しました。でも、まあ無理をしないことですね。健康第一ですから。...ああ、長く充実した一日じゃったよ...

写真は、水曜日の持久走大会のコースで撮ったシロツメクサ。よくよく見ると、小さい花が集まって、そして一つの花を作っているんですね。

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