昨日へ     2004年06月19日   明日へ

恣意的な長期特別研修をなくす会の学習会の日です。僕は、朝ぎりぎりまで、あれこれと文書を作り、準備しました。会としては、長期特別研修いわゆる「不適格」教職員排除制度をターゲットにしているものの、ここのところの僕の課題は、教職員評価制度なので、それについての僕のことばを、僕の文字にしていたんです。たとえば、こんなちらしを作りました。イラストやレイアウトを載せるのが難しいので、いつものようにテキストだけですが...

《わたしは、シロです。》

(くれよんしんちゃんのシロ・犬のイラスト入り)

■私は、教職員評価制度を理解できないでいます。
《教職員の「資質の向上」のため》《学校の活性化のため》に、宮城県は教職員評価制度をスタートさせようとしています。でも私には、この制度が理解できません。学校をよくするとは、到底思えないんです。だから、自己目標を書きなさいと言われている今、「私は書けないです」と、思っています。きっと、そう言います。私は、シロ。私の自己目標欄は、白なんです。

■監視と管理で、「資質の向上」はできません。
町中に監視カメラがあっちこっち増えていて、私はすごく嫌です。監視は、安全をもたらすのでしょうか。犯罪を減らすのでしょうか。私には、あのカメラが、ときどき銃に見えます。威嚇にびくびくしながら、または物陰からの銃口に気付かずに、私たちは暮らしているかのようです。監視カメラは、銃は、武器は...平和と安心をもたらすのでしょうか。

学校を取り巻く環境に、問題はきっとあります。問題は、乗り越えられるべきです。でも、学校って教育の場・子どもが育つ環境です。冷たいシステム導入で、問題解決を試みるなんてすべきじゃないんです。この制度は、日々の関わり・人間関係の中でよい方向を模索していくことを、放棄させてしまいます。銃口を向けられるのと、あまり変わらない気がします。

■処分と表彰にリンクしているから、加担できません。
 目標を立て、評価する...。達成したら、達成しなかったら...どうなるんでしょう。先日職員室で聞いた説明によると、当面賃金などには反映させないとのことでしたが、理解できません。なぜなら、現在も宮城県では、「不適格」教職員排除の長期特別研修制度は温存され、一方で「優秀」教職員表彰制度はスタートされているんです。「S」とか「D」とか、記号で残される評価が、私の処遇・教職員みんなの処遇につなげられるのは、見えています。学校現場から外されないように「部下」となり、表彰されるように「しもべ」になるのは、嫌です。話し合いが、成立しない教育現場で、子どもたちは成長できません。

■助け合うどころか、自分のことで精一杯になります。
 この制度がスタートしたら、職員室の中がばらばらになります。私を理解してくれる校長先生もいるかもしれません。でも、そうじゃない方もいるでしょう。今回、試行であれスタートさせてしまうと、この先ずっとこの制度は続けられます。嫌がらせや、威嚇に使われることは、残念ながらとても想像しやすいです。職員会議での討論もできなくなるかもしれません。職員会議が、なくなっちゃうこともイメージできます。みんな、なんにも自分の気持ちを話せなくなります。失敗を隠すことにつながるかもしれません。話すことは、自分の得点アップにつながることだけ...そんなの嫌です。そして何より、それは子どもたちのためになりません。

■校長先生も大変だと思います。
 校長先生方も、被管理・被監視に置かれていますから、大変だと思います。でも、私とフィフティーフィフティーじゃないんです。評価するされるという上下関係・権力関係にあるから、私は従うしかなくなってしまいます。
 「制度がなくても、先生方は念頭に置いていることでしょうから」とか「これまでも、学級経営案に書いてきたことです」とか、はたまた「一般的なことを、適当に書けばいいんです」とか、もしくは「書かなかったら、大変なことになるぞ」とか、自己目標を書くように、きっと言われるでしょう。書かせられないという事実は、校長先生方への教育委員会などからの軋轢につながりますから。そういう面では、申し訳ないと思いつつ、だからと言ってこの制度を、私はスタートさせるわけにはいかない。そう考えています。

■勇気がいることかもしれませんが...
 正直言って、びくびくしています。ドキドキです。ああ、どんなふうに言われるか、どんなふうに話そうかと、不安です。私は、組織的な活動として、こういう言動・表現・活動をしているわけじゃなく、まさに個人としてやっています。心細いものがあります。この心細さを感じているゆえ、教職員の皆さんに同様のアクションを強いるわけにはいきません。そもそもそんな権利はありません。でも、呼びかけはするんです。私一人じゃ、うんと小さな力。あがきって感じです。でも、誰かが同調してくれたら、せめて理解してくれたら、私はなんぼかでも、将来への希望があるよなぁと思っています。
 今回の制度は、まだ試行です。論議の余地はあります。私は、あきらめません。あなたの理解を、得られればと思っているんですよ。

 わたしは、シロです。あなたの理解、そして応援を求めます。

今日は、飲み会も予定していたので、昼前の電車で仙台市市民活動サポートセンターに向かい、いっばい印刷仕事をし、学習会の時間になりました。

嬉しいことは、今までいらしたことのない方が、しかも教員の方が、みえたこと。学生諸君がいっぱい来てくれたことも嬉しかったな。

でも、共に教職員評価制度に異議を唱えていくだろう仲間が見えなかったことが、残念。結構、がっかり。

学習会後の飲み会で、あれこれ討論。いつも歯に絹着せぬ僕。ばっきりと、討論。それはもう、「連帯を求めて孤立を恐れず」なんだけど、幾分がっかり。ここのところ、奔走してきた分だけ、がっかり。みんななんだかんだ言いながら、しっかり闘っているのは、僕だけかもしれない!という息苦しさが、若干あり。

まあ、プラスマイナスで行くと、マイナスの結果という今日だったかな? 僕は、自由のために闘うよ! なんだかかっこつけているみたいだけど、闘わないと自由になれない。僕は、これからも自由のために闘おう。独りでも、闘おう。

写真は、昨日の河北町での1枚です。

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