昨日へ     2004年07月22日   明日へ

昨日、東京から帰ってきた僕です。場合によっては、昨日東京泊まりということもあるかもしれないと、今日は仕事を休むことにしていました。けれども、昨晩帰ってきたので、今日は今日の活動です。

朝、バイクで仙台です。仙台高裁で、全金本山労組の中野さんの控訴審があるので、その傍聴です。じりじりする暑さ。タンクトップに、穴あき革Тシャツを着て、久しぶりのバイク。やっぱり、バイクはいいわぁ。プロペラ飛行機の感覚。「紅の豚」を思い出します。

仙台高裁の法廷に入り、傍聴。裁判官は、すぐに裁判を終えたいのが、みえみえです。証拠の採用について、とてもとても消極的。検察側が証拠採用の必要性がないことを、これまたえらく淡泊に話していたので、ある傍聴者が「理由は」とつぶやきました。すると、裁判官はすぐに「退廷」。えっ?って感じ。後になってから、「この程度で退廷って、おかしいよ!」って、言って、自ら退廷してやればよかったと思いました。今度、似たようなことがあったら、ぜひそうしてやろうっと。

とりあえず、控訴審一回目で結審ということにはならなかったので、それはまあよかったということでしょう。次回は9月ということでした。

裁判所を出た僕は、夕方まで、バイクでふらふらすることにしました。バイク用ウェアー屋さんのクシタニに行き、夏用のグローブを買いました。ちょっと大きめですが、指が詰まるよりはいいでしょう。仙台港近くの南海部品に行き、バイク用品を見て、いつもの八千代軒でラーメンを食べようと思ったら、定休日。仕方なく、南仙台の松川でラーメン。ビレッジバンガードで、連れ合いぴよさんへのプレゼントを買って、アウトドア用品店のワイルドワンをうろうろ。せっかくの時間だと、バイクを秋保に向けて走り出しました。

秋保の公衆浴場です。ひっさしぶりです。いつもの日本手ぬぐい一本で入ります。熱めのお湯。彫り物を背負ったおじさんから、梅雨が開けたことを聞きました。だらだらと入り、風にあたり、ため息をつきました。隣の女湯から、オレオレ詐欺の話が響きます。やっぱり、あるんですね。そういうのって。

だらだらと一時間弱入って、上がり、バイクを西に向けました。せっかくだ、秋保大滝を見てこよう。僕が記憶していたよりも、ずっとずっと奥でした。滝は、水しぶきを上げ、みんな川に足を入れていました。セミが鳴き、風が心地よかったな。虹がうっすらと架かるのを見て、小さな幸せを見つけた気持ちになりました。

夕方から、婦人会館で集会があるので、近くのファミリーレストランに入り、Mac仕事をしました。明日、職場を後にする調理員さんに渡す卒業アルバム作りです。

さて、今日の集会は、国労5.27臨大闘争弾圧被告団とともに7.22宮城集会。僕にとって「国労」と言えば、闘う労働組合の代名詞。でも、いわゆる中央本部は、闘う方針をきちんと立てられなくなっていると聞いています。そして、そんな本部に批判的な組合員を排除したり、見捨てたりしているらしいんです。とっても、残念です。今回の集会は、国労の臨時大会で逮捕拘留させられ、今裁判を闘っているみなさんを支援する集会だったんです。

内容としては、なかなか難しい感じで、もう少し闘う現場のエピソードとか、家族のこととか、聞きたかったです。闘う労働組合の先輩方の、理論よりも人情が前に出るお話って、僕、大好きなんです。

話を聞きながら、ふと思ったことがあります。それは、日教組のこと。連合傘下にある日教組は、闘う労働組合になっているんだろうか。宮城県ではどうだろう。闘おうと意見を言う僕を、排除し、警察に売り渡したり、そんなことはないだろうか。

人は、誰かを傷つけるとき、良心の呵責を感じるのだと思います。けれども、その良心の呵責を感じさせなくするために、差別がある。「どうせ、こいつは(  )だから、傷つけてもいいんだ」という差別。この(   )の中には、それはそれはいろんなものが入りますよ。思想・信条・宗教・性別・出身地・職業・所属団体・肌の色・能力・容姿...およそ、差別とは、身の回りのありとあらゆるところに潜んでいるものです。そして、そんな差別の中で暮らしている以上、僕の中、あなたの中にも、あるのだと思います。それらを無視せずに、それらと対峙しながら暮らしていくこと。なかなかしんどいです。でも、そんなことから始めていかなくては、僕は加害者にも被害者にもなり続けていく。それは、嫌。

ちなみに、上にあげた「思想・信条・宗教・性別・出身地・職業・所属団体・肌の色・能力・容姿...」を問わずに、一人ひとりを大切にしていくこととは、まさに日本国憲法に謳われていることなのだと、思います。ああ、それが今、危機なのですよね。

夜の道をバイクで帰りながら、晴れ晴れしない気持ちでいました。

写真は、秋保大滝です。

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