昨日へ     2004年08月15日   明日へ

今日は、昼から介護です。10時の電車で仙台に向かいます。半袖でいたのですが、寒い。これは、まずい。ヨドバシをパトロールするつもりでしたが、ユニクロに行き、カットソーを買いました。こんな時季に、長袖かぁと思いつつ、風邪を引くわけにはいかない。

名取に着き、いつもと違う風景に驚きました。いつもは夜なので、あれこれいっぱい見えすぎって感じです。

介護で、久しぶりの外出。電車に乗って、仙台に行きました。青葉通りを歩き、8.15の集会。731部隊についての講演です。どうしても若者よりも、先輩のほうが多く、歴史を「過去」のものにしないための語り継ぎが必要だと感じました。発言しようか、ちょっと迷いましたが、今日は介護。静かにしていました。

講演帰りに、ビデオレンタル屋さんに寄りました。やっぱり階段があり、車椅子だとうまいこと歩けません。店員さんやお客さんの手を借りて、下りたり上がったりしました。エレベーターなどがあればいいのですが、人とのコミュニケーションが何にもなくなるのは、また寂しいことなのかもしれないと、そんなことを感じました。まあ、介護する側としての気持ちなのですがね。

仙台駅から名取駅へ。名取から来るときもそうだったのですが、駅員さんは「どこまで行くのか」「何号車に乗るのか」など、僕としてはうるさいなぁって感じなんです。「何かあったら困るから」ということでしたが、だからと言って、行動の自由がないみたいで、何か嫌なんです。

名取駅で、列車が着き、ホームに降りたら、駅員さんに言われました。「待っていてもらわないと、困ります!」 僕は、むっとしました。だって、列車が着いたんです。介護者だけで、降りれるんです。むっとした僕は、聞きました。「無人駅の場合は、車掌さんが手伝ってくれるのですか? それを待たなくてはいけないのですか?」「無人駅の場合は、隣の駅などに連絡を入れてもらいます。そして、誰かに付いてもらいます。どこの駅ですか?」「松山町駅です」「駅員さんいませんか?」「夜になったら、いなくなります」「じゃあ、小牛田駅ですね。いつですか?」「いつって、予約しなくちゃいけないんですか?」「数日前には、言ってもらわないと困ります」「困りますって言っても、今日行くってことだって、あるじゃないですか」「でも、困るんです」...「じゃあ、今日はどうもありがとうございました」 一介護者があれこれと、言い過ぎてもいけないと分かっています。駅員の手助けがないと、心配な介護者もいると思います。でも、車椅子で生活しているから、行動をあらかじめ届け出なければならないというのは、何かへんだな。少年時代に「なんでシルバーシートがあるのだろう?」と考えた昔の僕が、まだ元気でいるようです。

買い物をして、食事をして、夜の介護をして、帰ります。いつもの夜の電車。仙台で途中下車してみました。今夜は、松島で花火大会があるので、いつもよりもにぎわっています。ラーメン屋さんに入って、ラーメンを食べました。缶酎ハイを飲みながら、電車に揺られました。ひょっとしたら、戦時中かもしれない時代の8.15の一日が終わって行きました。

写真は、8/10の夕張の空。ハスカップ畑の上。

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