昨日へ     2004年08月18日   明日へ

今日は、久しぶりに学校です。プール当番なんです。でも、雨。冷たい風。というわけで、プールはお休み。あれこれ授業研究のためのアンケート集計や、PTA行事の準備なんかしながら、時間が過ぎました。

実は、プールに入らなくて、少しほっとしています。玉川温泉効果が、まだ体に残っていて、体がとても重いのです。風邪を引いたときみたい。二日酔いみたい。本当にディープな「病」の世界に、好奇心だけで、処方箋もなく、入ってしまった付けが回ったって感じ。

ところで、青年海外協力隊不合格への気持ちの整理は、少しずつ進んでいる模様です。チャレンジせずに、思っていただけじゃない自分を、とりあえず褒めてあげようじゃないの!って、気持ちになってきましたよ。不合格当日は、そんなこと言われても、慰めにもならなかったんですが、少しずつ前向きに捉えられそうになっています。

それにしても、いつから僕は「見る前に跳べ」「やるなら今しかねぇ」になったんでしょう。「あわてるな」とか、いろんな場面に言いながら、決して「熟慮断行」って感じじゃないです。

中学生のとき、バスケットボールの試合で、僅差で負けていた終了間際、僕はフリースローをすることになりました。けれども、僕はボールをリングに当てることもできませんでした。点数も入らず、相手ボールになり、結局負け。その試合を見ていた父さんが「あのとき、おまえの玉がせめてリングに当たったら、結果は違ったかもしれない」と言いました。覚えています。僕は、あの頃、その意味が分からなかったんです。リングに当たっても、点数にはならないじゃないか...って、不思議に思っていたんです。父さんの言う意味が分かるのは、家を出てからでした。場の空気。雰囲気。流れ。そういうものは、人間が作るものだから、がっかりさせない、勝利への可能性を、人間は諦めてはならない。僕のリングに当たらないフリースローは、チームメイトをがっかりさせ、彼らの力を奪ったんですよね。

そのへんの、心配り、リード。僕は、少しずつ理解してきたつもりです。それは、熟慮によって得られるものではなく、「今」どうするかという判断力なんですね。「やるときは、やる」という、よく言われる言葉を、僕は有言実行していきたいものだと思っています。「いつか」と言わず、「今」するんです。「したほうがいい」というチャンスを、逃さないんです。そういえば、2年くらい前に、駅前シンガーするとき、長渕剛の「やるなら今しかねぇ、やるなら今しかねぇ、66の親父の口癖は、やるなら今しかねぇ!」って歌、歌ってましたっけねぇ。

学校から帰り、家でご飯を食べ、また学校に戻りました。PTAのバレーボールの練習です。適度に汗をかきました。子どもたちを、久しぶりにすっかけ、嬉しかったな。ああ、僕はやっぱり、子どもたちと一緒がいいです。そう思った夜でした。小雨の中、コオロギは随分うまく歌えるようになりました。鈴虫も、いいコーラスです。きっと、カエルたちは、聴き手に回って、心を静かに秋を迎えようとしているのでしょう。

写真は、8/10の北海道・旭川市立旭山動物園での一枚です。すぐそこで、アムールヒョウが眠っているんです。手を延ばせば触れるけど、触っちゃだめね。

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