運動会は、12日。いよいよ近づいて来ました。今日は、縦割りリレーや応援の練習をしました。去年までと違い6年担任ではないので、プレッシャーは軽いのです。でも、その分、どこまで前に出て指導していいものか、考えてしまったりします。まず、一人ひとりが、全力を出して、やり切った充足感に包まれ、自分たちの持つ可能性に自信を付けてほしいものだと思っています。
国語の時間は、作文です。あったことを書くパターンと、もしものことを書くパターンを示しました。「もしも」のほうは、1学期に「うそ日記」で少しだけ練習をしていましたが、長く書くのは初めてです。
これまで「作文」というと、あったこと(遠足に行きました系)や、思っていること(サッカー選手になりたいです系)を書くことが多かったです。そして、その繰り返しをしているうちに、作文嫌いになったり、「何か書けばいいか分からない」という子が現れるようになります。これじゃあいけないなぁ。みんな、僕の作り話が好きなので、それじゃあみんなが書けばいいと思い、「もしものこと」を書いてごらんと、ここのところは薦めています。
「もしもね、みんなが私の子どもになっちゃうの」
「えー!」
「いっぱいすぎるじゃない」
「おこづかいくれるんでしょうね」
「みんなで暮らしたら、楽しそうじゃん。もちろん、大丈夫。おこづかいもあげます」
「じゃあ、毎日一万円ね」
「いいよ」
「えー!」
「でもさ、何するのそんなにお金持って」
「えっとねぇ、シルバニアンファミリーをいっぱい買って、犬と猫もいっぱい買うの」
「意外といっぱいあると、つまんないかもよ」
「いいの!」
「ところで、どこで寝る?」
「ご飯、どうしよう」
「あっ、みんないるんなら、学校に行かなくてもいいよね」
「ハワイに行こう」
「ディズニーランドがいい」
「俺、温泉」
「えー、いっしょに入んないからね」
「いいよ、別に」
「みんな、バイクに乗れないね」
「みんな自転車で、ひもつけて、バイクでひっぱるの」
「こわそう」
「犬のさんぽって、誰がするの」
「当番」
「あっ、じゃあごはんも当番にしよう」
「うん、大丈夫、おれ、ラーメン作れるから」「あたしだって、チャーハン作ったことある」...という感じにあれこれいろんな空想が巡ると、後は書くのはそんなに困りません。少々つじつまが合わなくたって、平気! どんぶり飯をぺろんぺろんとおかわりする青年の姿って、僕好きなんですけど、そんなぺろんぺろんとおかわりする感覚で、3年生が原稿用紙に鉛筆走らせているのを見ると、何となく気持ちがいいんですよね。まだ、全部書き上げていない人がほとんどだけど、みんな読まれたくてたまらないようなので、ん〜、今日のところはグーですなっ。写真は、8/10の夕張・丁未での一枚です。