昨日へ     2004年09月27日   明日へ

今朝の朝会で、僕は「10月の生活目標」を話す当番になっていました。朝、職員室で今日の司会の先生と、ちょっと打ち合わせ。顔見合わせて、にやり。生活目標は「時間を守ろう」でした。

朝会は、あれこれの表彰伝達から。それが終わり、校長先生の話。次が、生活目標。僕は、校長先生の話の途中で、そっと階段を上り、みんなから見えない場所に移動しました。

さて、校長先生の話が終わりました。司会の先生が「次は、10月の生活目標について、○○先生(僕ですね)に話してもらいます」と言います。でも、○○先生(僕)は、見当たらない。司会の先生は「○○先生! ○○先生!」とマイクで呼びますが、○○先生(僕)は、しばし現れないのです。当然、ざわざわします。気持ち的には、「○○先生!...時間を守ってもらわないと困るなぁ...○○先生!」くらい言ってほしいところでしたが、まあこんなところだという頃合いに、「すいませーん!」とばたばたと階段を下りて、みんなの前に走って登場。急いで来たことを子どもがアピールするときって、必要以上に息をはあはあさせるじゃないですか、あれをやり、「遅れて、すみません! みんなを待たせてしまって、ごめんなさい!」と言いました。そして「生活目標でしたよね、ええっと、何だったっけなぁ」などと、やりながら、あちこちのポケットから「じ」「か」「ん」と書いた紙を出して、今月の生活目標「時間を守ろう」の説明。...職員みんなに知らせないでやっちゃったんで、いやはや申し訳ございませんでした。まあ、そんな劇で始まった今朝でした。

さて、1時間目は国語です。「サーカスのライオン」という物語の主人公・ライオンのじんざが、学校に来る日です。教室のみんなには、ちゃんと教室で待っててねと伝え、僕は職員室にじんざを迎えに行きました。じんざは、人間に見つからないように、コートを着て、マスクを着け、帽子を被っていました。足元は、お客さん用の緑スリッパです。唐草模様のふろしきにおみやげを入れて、斜めに背中に背負っていました。何となく、私に似ています。私が、結んでいる髪の毛をほどいたときみたいな感じ。まったく、そっくりです。さて、じんざは、教室に向かいました。ここからは、じんざに聞いた話です。

教室に行ってみたら、3年生のみんなは、すごい声で大歓迎してくれました。でも、担任の先生に似ていると、やたらと言うのですよ。「靴下の色が一緒だ!」とか「髪の毛が人間みたい」とか「先生と同じズボン」と口々に言うんです。みんな大喜びで、あれこれと話すんです。「眼鏡って掛けてたっけ?」「ごほっ、変装のためには、仕方ないんです」「声が、○○先生だよ」「ごほっ、よく似ていると言われます」...まあ、この辺りは予想していたのですが、これには、ちょいと参りました。

「じんざじゃなくて、○○先生だよ」「ちがいます。私は、ライオンのじんざですよ」「だって、先生とおんなじにおいするもの」「あっ、ほんとうだぁ」...なぁるほど、においと来ましたか。子どもたちって、よくにおいをかぎます。落とし物なんかがあると、まずにおいをかぐ。そして、「だれだのにおいだぁ」なんて、言っているんです。予想していない反応で、はっは〜っおもしろい!と関心してしまいました。

そして、もう一つ。...「あのぉ」「なんですか? 緑の服の子」「あのぉ、じんざって、死んじゃったんじゃないんですか?」げげっ! そっその通りなんですっ。物語の中では、火事に見舞われた男の子を救って、炎の中に消えてしまう私(じんざ)だったんです。仕方なく私は答えました。「何と鋭い子どもでしょう。私は、みんなが思い出してくれる限り、こうやって現れることができるのです」...

その後、「サーカスのライオン」の学習計画を立て、みんなでノートに書き、記念写真を撮って、教室を後にしました。隣の教室の一年生は「○っ○ー、へんなかっこしてる!」とわいわい寄ってきますが私は、「私は、○○先生ではないのだよ」と言います。すると、3年生も「そうだよ、この人、ライオンのじんざなんだからねっ!」と頑張ります。ああ、楽しかったなぁ。...と、じんざが言っていましたよ。

中学校が休みで、卒業生Тちゃんが来ました。3年生は大喜び、Тちゃんも大喜び。一緒に授業をして、掃除をして、帰りの会をしていきました。ほとんど教育実習の先生がいる感じ。とてもとても感謝です。

いろんな人が来て、いろんなことが起きて、感動したり、感動させたりする。そんな教室にいることが、とてもとても幸せですなぁ。

写真は、3年生とじんざです。

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