昨日へ     2004年11月24日   明日へ

僕が学校へ行く道は、学区に入ると、子どもたちの通学路になります。みんなをバイクで追い抜くときは、手を振ります。この頃じゃ、エンジンの音で気付いて、あらかじめ手を振っていてくれたりするんです。

今日も、いつもの場所で、いつもの顔触れを抜きます。見ると、3年生二人と1年生一人、西の方を指さして、叫んでいます。「にじだよ! にじぃ〜!」 僕も「虹だねぇ〜!」って叫びましたが、バイクのシールドで聞こえなかったかもしれません。ちょっといい朝だったな。

1時間年休を取り、僕はバイクで仙台です。エルパーク仙台で《エルパークフォーラム2004 しゃべり場》があり、僕はそのファシリテーターだったんです。

ファシリテーターって、よく分かんないんですけど、要するに授業者みたいな仕事。コーディネーターと、どこが違うのか、よく分からないんですが、まあ参加者皆さんに話してもらい、話題を整理し、いろいろと考える機会を作ればいいようです。今日は寒くなく、革パンにオーバーズボンは、過剰装備だったようでした。

いつも夕方からの催しでは、夕食時間に気を使います。しっかり仕事をするためには、食べておいたほうがいいのですが、ギリギリに到着ではまずい。そのへんの時間の使い方が難しいです。今日は、スムーズに仙台に着いたので、いつもの米沢ラーメン屋さんと思っていましたが、お休み。仕方ないので、エルパーク仙台近くの中華屋さんを目指しましたが、久しぶりなので、見つからず、バス停近くの台湾屋さんに入りました。麺を頼み、食べました。チャーハンなどのほうがよかったかなぁと思いました。

さて、エルパーク仙台の会場。行ってびっくり! なんか、かっこいいじゃん!って感じ。これまで、自分の講演会やシンポジウムなどでも、気恥ずかしくて会場の写真なんか撮ったことがないのですが、さすがに今日は撮りましたよ。上の写真がそれです。

さて《エルパークフォーラム2004 しゃべり場》です。32名の参加。初めは、話しやすい雰囲気作りと、話したくなる話題を振ります。

「小学生のランドセルの色は、みんな性別に関係なく、黒色にしたら、男女差別がないって言えるんじゃないですか?」という問い。するとすぐに「私ならオレンジ色がいい」という発言があり、ほっとしました。どなたかが話してくれたら「ほっ」です。これで何とか進むぞって感じ。「好きな色にすればいい」という話の後で、こんな話がありました。おじいさんが買ってくれた。ちなみに、店でいろんな色のランドセルのことを話したら、店員さんが言った「いろんな色のものがありますが、他のお子さんと一緒じゃないと、いじめられるということもあるかもしれませんので...」という話。この話が始まってすぐに出たので、僕は嬉しくなりました。

きれい事としての「個人の尊重」は言うは安し、行うは難し。「あたりまえ」に揺さぶりを掛けるのが、僕のねらいです。ちなみに、授業と同じように本時のめあては、すぐにホワイトボードに書きました。「いろんな人がいるもんだなぁと感じる」ことが、本時のめあてでした。

いろんな話題・発言がありました。キャミソールは不快だとか、文化は大切とか、今の子どもはサバイバルできないとか...。一時間くらいたったところで、ティータイムを取りました。ちょっと一息入れると、また雰囲気も変わるものです。

後半は、スタッフの方が作ってくれた考えるヒントをプロジェクタで投影し、考え、そしてまた参加者の皆さんの発言です。幾つか、キーになる言葉があったので、ホワイトボードに書きました。「ТPO」「社会人」「個性」「公共」「自立」 

僕としては「周りの人との協調性が必要。その中で許される程度の個性なら許容」みたいな感覚に、揺さぶりを掛け切れないまま終わってしまい、少し心残りです。前半の半ばで、僕の今日の服装に触れました。紅いジャケットなのですが、ボタンが女性用の向きなんです。この服を男性の僕が着ていることが一つの話題提供になるかと思ったのです。すると、全然構わないという声と、場に応じてという声がありました。何が行き過ぎで、何までならいいのか、そのへんの意識が「自分らしさ」探しの大きなポイントなんだなぁ。そんなことを感じた有意義な時間でした。

ぜひ、次回があるといいなあと思っています。実のところ、しゃべりたい方、聞きたい方は、いっぱいいっぱいいるんです。今回参加された方、そして企画をしてくださった方、どうもありがとうございました。

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