昨日へ     2005年01月18日   明日へ

理科は、磁石の学習を始めました。導入であれこれと言う必要はありません。こういうときは、すぐに磁石をみんなに渡して、いろいろ試させるに限ります。

2時間時間を取って、みんないろんなことを試します。くっつくものを探して、学校中を回るみんな。体育館にも、特別教室、ホールにも行きます。もちろん、トイレにも行きます。そうこうしているうちに、雪の校庭に出ていきます。ほっぺた真っ赤にしながら、息をはーはー言わせて「やっぱり、鉄棒にはくっついたぁ!」と報告しに来たら、またすぐ行っちゃう3年生。クリップケースに磁石を入れて、ぞろぞろっと取れるのを楽しむ人も、「糸をください」って来て、すぐに何やら作り始める人も。教えられるんじゃなくて、学んでいるんだなって、今日でした。この「やる気」と体験を元に、科学的な法則などを整理していきたいものです。

夕方、車で仙台に向かいました。「日の丸・君が代」不起立で解雇された東京都の太田さんの講演会・準備の集まりです。少し早くに着いたので、先日同様に「半田屋」に入りました。189円のカレーライスを食べました。先日は、駅東の店でしたが、今日は五橋。少し雰囲気が違いました。五橋のほうが、僕としては「半田屋」らしい感じです。

さて、太田さん講演会のための集まり。やっぱり、顔を合わせて、いろいろと話し合うって大切ですね。ほのぼのとした雰囲気で、よかったです。意見を異にする人・まだ出会っていない人と、どうすれば巡り合うことができるか、もう少し知恵を絞ることにしました。

帰り道、松山町の一ノ蔵の道で、兎が轢かれていました。白と茶色の混ざった毛。これから真っ白になるのだったのでしょうか。それとも、もう春を感じていたところだったでしょうか。大きな体の兎。触ると、まだ温かかったです。でも、首がぐったりしていて、反応がありませんでした。「ごめんなさい」と謝りました。君は、悪くない。人間が、悪い。抱えると、ぐにゃりとしました。まだ硬くなっていないんです。舗装道路に、赤よりも赤い鮮血が残りました。車のライトが、それをぴかぴか光らせました。僕は、兎を道端の雪の上に乗せて、そこを後にしましたが、あああの兎の家族は、きっと不安な夜を過ごしたことでしょう。春を迎えることができなかった兎。ごめんなさい。

写真は、兎のいた場所。残った血。人間の皆さん、気を付けてください。気を付けましょう。

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