昨日へ     2005年02月04日   明日へ

夕方から、教職員組合主催の「第19回平和と民主教育を守る古川大集会」がありました。メインは、川端純四郎さんの講演会「憲法9条は日本の宝」です。日本の戦後史・そして今を、とても分かりやすくお話しされていました。すとんと胸に落ちるお話でした。ノートにメモしたことの幾つかをここに載せてみますか。

・ソ連があった頃、すなわち冷戦下の資本主義は、修正資本主義。社会保障のある社会主義国に負けてはならないということ。
・1972年は「福祉元年」と言われた。それまでは、自営業・主婦などに、年金制度がなかった。
・累計課税も、社会主義があったから。資本主義は、弱肉強食。強いものの味方、弱いものが負けるのは自己責任。
・ソ連崩壊後、資本主義は、すなわちアメリカは、本当の資本主義になった。
・ドル紙幣による世界支配と、それを支える軍事力。
・ユーロの力、中国の力。
・闘わない民間の労働組合。小選挙区制を通したことは誤りだった。

川端さんは、上のメモ以外のことも、当然お話していましたが、僕の印象に残った幾つかは、こんな感じでした。

一昨日の教育基本法の学習会で、僕は「教育基本法は、守らなきゃいけない。権利も、守らなきゃいけない。でも、平和は守るものなんかじゃない」と話しました。今日の講演会では、たくさんのことが示唆されました。僕たち一人ひとりの活動・闘いが、求められているんです。そんな中、講演会に参加した皆さんは、どんなふうに闘っていくのか、考えました。

平和は、守るものなんじゃなくて、毎日毎日努力しながら築いていくもの。今、あなたは平和かもしれないけれど、それは「あなただけの平和」 それを守るためになら、あなたは誰かの権利をも犯すかもしれない。雪が降る夜の道、あなたは、吹きすさぶ風の向こうから、宮沢賢治さんに見つめられていたかもしれませんよ。

写真は、12/27八重山諸島・竹富島の見返り美猫。

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