昨日へ     2005年03月01日   明日へ

今日は、学校をお休みして、仙台です。

昨日作った組合役員選挙の葉書を仙台駅の郵便局で投函しました。振り込みをする用事を済ませ、仙台地方裁判所に急ぎます。戸田さんの裁判があるんです。

裁判所には、例によって早めに到着し、傍聴に来た方とお話を少し。被告側にあたる宮城県教委などの方にも会釈をします。きっと僕は、いわゆるマークされている教職員なのだと思います。それゆえに、いつも堂々とそしてジェントルにありたいと思っています。このサイトも、きっとお仕事として、いろーんな方が見てくださっていることでしょう。

裁判です。今日は、宮城県教委の学務専門監をしていた方が、証人尋問される日です。これまで、校長・町教委の教育長と、証人尋問がありました。結局のところ、宮城県からの指示などで動いていたことが明らかになりつつあり、県教委I学務専門監への尋問となりました。

傍聴席はほぼ満席。被告(七ヶ浜町・多賀城市・宮城県)側っぽい人は、およそ10名。原告側は、およそ25名。たくさんの傍聴、ありがとうございます。

さて、10:30からの証人尋問は、まず宮城県の弁護士からの尋問。戸田さんの「言動などを日頃からきちんと整理してほしい」と指示していたということが、何度も話されていました。それは、全然悪びれたふうではなく、当然のまさに「職務」としての話し方でした。なるほど、管理する仕事とは、労働者を監視することなんだ。僕が何を話したかを「日頃からきちんと整理する」とは、メモを取ること。それを「相談する」とは、町教委や教育事務所、県教委に「報告する」ことなんだ。しかし、それは、どういう意味を持つのだろうか? 何のために「言動などを日頃からきちんと整理してほしい」のだろうか? 被告側弁護士からの尋問は30分でした。

次に、原告側弁護士からの尋問です。「わかりませんねぇ」という回答ばかりでした。フラストレーションが貯まりました。結局、尋問が終わったのは、12時。次回は、5月17日 14:00-16:10 原告本人尋問という予定になりました。

裁判所のロビーで、恣意的な長期特別研修をなくす会のこれからのことを打ち合わせました。4月3日に「なくす会通信」を作ることにしました。原稿依頼をしました。読者の方からの寄稿もお受けします。おおよそ1600字くらいまでで書いていただけると助かります。もちろん数行程度でも、歓迎です。執筆者の名前は、ペンネームか本名か、明示していただけると、嬉しいです。

夕方に、別な会議が、仙台であります。それまでの時間をどう過ごそうかと考えました。映画を見ちゃおうかとも思いましたが、見ませんでした。結局、お昼ご飯をうんとゆっくり食べて、買い物をして夕方になりました。

ご飯を食べるお店に新聞があったので、読みました。おっ!と目に留まるものがあったんですよ。

《フランス。全国一律国家試験バカロレア(大学入学資格試験)の改革が、高校生の抵抗で、先送りされた。○受験科目を12科目から6科目へ。○高校在学時の成績に基づく「平常点」評価導入。主観の入る「平常点」が反発を生んだ。 地域格差が加味される危険。高校生は、2月10日、15日 「学校間、バカレンタ間の不平等をなくせ」(全国女子高校生連合のコンスタンス・ブランシャール会長)と10万人規模のデモ。政府は、教育改革法案のうちバカロレア改革だけ取り下げた。(05.3.1 毎日新聞6面)》 

ほー、高校生諸君、頑張ってるじゃないですか! 今日は、高校の卒業式の日。街には、高校生がいっぱいいました。日本で、フランスみたいなことは...ありえないことはない。権利のための抵抗は、眠っているだけなんだと、おじさんは考えています。ああ、それは、高校生に限ったことじゃないですね。

夕方から、教職員評価制度にどう闘うかの会議をしました。例によって、辛口の僕でした。具体的なアクションを作るための道筋が、少し見えてきています。

会議を終え、駅までの道、ふと酒屋さんを覗いたら、「住吉」のラベルが見えました。ここのところ、酒屋さんで見つけられなくて、残念だったんです。迷わず買いました。ザックに入れて、日本酒と一緒に電車に揺られて帰りました。いつもの介護のときの遅い電車に乗ったのですが、日曜と平日では、全然人の数が違うんですね。満員電車でした。ふー。ああ今日も、長い1日だった。

写真は、今日の話に全然関係ないけれど、2004.08.05.の青森ねぶたです。あの凛々しい山車も、人間が操っているんです。

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