昨日へ     2005年08月05日   明日へ

今日は、博多に向かう日です。連れ合いぴよさんと一緒です。

朝起きて、旅支度。原稿書き・通信・写真バックアップ用にiBook。これが一番重い。置いていきゃ楽ですが、背負っていくのが基本形です。カメラは、いつものNikon coolpix5000と、動画用のSANYO Xacti。充電アダプター類が結構かさばります。まあ仕方ない。iPodは、主に旅の後半でレンタカーを使うとき用。折り畳み傘と、ウインドブレーカー。予備のショルダーバッグ。着替えは、速乾性のタンクトップ・パンツ・半袖シャツ。そして手ぬぐい。ビーチサンダルなんで、靴下なしです。帽子もなし。九州のツーリングマップ一冊。後はヘアブラシと、旅の連れ:つぶらやたんちゃん(ラッコ)です。いつものデイパックに納めて、服はいつものタンクトップ&半ズボン。さぁて、お出掛けです。

仙台空港には、電車で向かいます。先日、父さんが夕張に帰るときと同じ10時の電車に乗りました。仙台で乗り換えて、館腰で降ります。降りたら、すぐにバスがあり、バスで空港へ。スムーズなもんです。空港で搭乗手続きもスムーズ。かなり余裕がある今日の展開です。

今回は、ヒロシマ・ナガサキの旅です。でも5日の広島泊が混んでいて難しく、ツアーコンダクターぴよさんが「じゃあ、福岡に行って泊まって、新幹線でヒロシマに行けばいいよ。1時間ちょいだよ。安いチケット見つけるよ」との提案にすぐに乗りました。そんなわけで、今日は博多に向かう日なんです。

1時の日本航空福岡行は、千歳行よりは小さい飛行機。新聞を読み、ときどき見える海岸線を眺めているうちに、九州です。福岡空港は、地図で見ていても「街ん中だなぁ」という感じでしたが、本物はまさに「街ん中」でした。ビルが立ち並ぶすぐ傍に、滑走路が見えます。道路の車一台一台がはっきり見えるくらい低くなってから、街の上をぐぐっと旋回します。かなり怖いです。仙台空港なら海の上、千歳空港なら湿原の上で、低空飛行しかも直進だったので、不安を抱くことはあまりありませんでしたが、ここではビルの上をかすめるように旋回なんですね。なかなかスリリングな着陸でした。ふー。

地下鉄に乗り、ひとまず今日のホテルに向かいます。天神です。地下鉄の中、歩く道、意外と地元言葉が聞こえてきません。イメージは、武田鉄矢だったのですが、何だか東京と変わらない佇まい・雑踏です。この傾向は、札幌・仙台など、他の街にも言えることかもしれないですけどね。

ホテルに着いて、シャワーを浴びて、ほっとしました。さあ、今日は、とくに予定を入れていない日です。じゃあぶらぶらしようと、夕方の街に出ました。

市場への道を僕が間違えて、若者の街みたいなところを歩きました。渋谷っぽい感じ。ほっほーと思っていたら、警察・揃いのウィンドブレーカーを着た学校教員みたいな人たち・揃いのベレー帽を被った治安維持チームみたいな人たちが、ぞろぞろ来ました。「非行」や「犯罪」を未然に防ぐため...ってことなのでしょうが、その「取り締まるぞ」という雰囲気に、むしろ反発を感じさせはしないかと、危惧した僕でした。なぜって、40歳の公務員の僕でさえ「従いたくない」って思ったくらいですもん。学校や家庭・そして仲間の中で傷付いた少年少女たちは、「取り締まり」では救われないんです。暴力は、心を閉ざさせるばかりです。威圧的な権力がいくら「なんでも相談しなさい」って言っても、心は開けません。

道を間違えたことに気付き、地下鉄の駅を目指していたら、ぽつりと来て、それはすぐに夕立になりました。アスファルトが白く泡立つ大粒の雨です。やれやれと、地下鉄に乗り、櫛田神社方面に向かいます。いわゆる昔ながらの町並みが期待できそうということで向かいました。カメラおじさんは、猫がいないかなぁと商店街をきょろきょろしながら歩きます。あんまし猫がいないんです。でも、昔ながらのアーケード商店街は、いい感じ。ぴよさんは、焼き餅を買って、ぱくぱくでした。んー、昔っぽい味だね。

地下鉄の中吊り広告にあった「もうひとつのみえかた」展が気になっていました。雨も降っていることなので、文化芸術情報館に入りました。視覚障害のアーチストによる絵画・彫刻などが展示されていました。アイマスクをして、ヘッドフォンをして、耳で聴く作品も楽しみました。なるほど。私にとって「情報」の多くは、視覚からまず入って来ることが多いのですね。「視覚」を頼れない場合は、思いの外に情況の変化は、突然やってくるように感じられるものなのですね。ふらりふらりと歩き、予想しない発見をする。これが、旅なんだな。

雨が上がりました。中洲の屋台に行ってみましょう。雨上がりの濡れた舗装道路を歩きます。川を見ると、大きな魚がジャンプします。ここでジャンプしたと思ったら、今度はあっちで!というくらいに頻繁です。自転車を引いて通りすがったお婆さんが「あれは、何って名前だったかなぁ...。ああボラだ」と、愛想なく教えてくれました。その愛想なさが、いい感じだったな。

屋台で、夕方の風を受けながら、キスの天ぷら・明太子イワシ、そしてビール・焼酎を頂きました。明太子イワシって、名物なんだけど、よくよく考えると、タラの子どもを、イワシのお腹にしかもオスメス関係なく、入れちゃうっていうんだから、なかなか大胆な料理だなぁと感じました。親子丼や他人丼なら、まだ卵でとじるくらいなもんですが、明太子イワシはお腹に入れちゃうんですから、互いの拒否反応たるや如何にというところ。でも、おいしいんだけどね。

夜の道を歩き、長浜屋台にも行ってみることにしました。屋形船の灯を眺めながら、金曜の夜の雰囲気の街を後にして、バス通りを歩きます。「屋台なんて、こんなに街はずれたところじゃないよ」という僕の意見に反して、ぴよさんのナビ通り、屋台が道路に連なっていました。ほっほー! やっぱり長浜ラーメンですな。いただきました。うまかった。硬麺。さっぱり味。こりゃあいいわ! 中洲よりも、料金も安いです。これは、また来たい!と感じながら、ホテルに戻り、シャワーを浴びて、お休みなさいでした。

さあ、明日はヒロシマの日だ。

写真は、博多・中洲の屋台です。

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